は~るの~うら~ら~の♪で有名な隅田川。
都会の真ん中だけあって、とても整備されていて、シーバスアングラーにとってはとてもありがたい存在です。
隅田川はほぼ全域にわたり「隅田川テラス」という遊歩道が整備されています。これから隅田川に挑戦したいという方に参考になる隅田川と隅田川テラスの概要をご紹介します。
隅田川テラス
隅田川テラスというのは、行政が整備している隅田川沿岸の遊歩道のことで、実質、隅田川のほぼ全域にわたり整備されています。
地図で示したルートはテラスのほんの一例で、対岸含めかなり広く、一部を除き、どこからでも入れどこからでも釣りをすることができます。
ただ、後程言いますが、部分的に(主に下流域の上流側)ルアー釣り禁止のところもありますので注意してください。
アクセス・駐車場
電車の場合、地図をみて、その近くにある駅から簡単にアクセスできます。ほぼ入れないところはないですが、強いておすすめを上げるとすれば浜町駅や浅草橋駅など。両国駅のあたりは投げ禁止のところが散見するため、それより下流をおすすめします。
車で行く場合、各所にコインパーキングが整備されています。
しかし、何か近くでイベントがあった場合やうまい具合に駐車場がない場合などもあります。おまけに隅田川周辺は東京二十三区内という好立地で駐車料金が2000円を超えるところもあります。
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もしそう思ったのであれば是非個人間での駐車場サービス「akippa(アキッパ)」をご活用ください。個人が空いている土地を貸してくれるから、コインパーキングよりも安く借りられる場所も多く、予約もできるので、着いても駐車場がなくて釣りができない経験をすることが無くなります。
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私も自動車で隅田川に行く際はakippaを活用しています。事前に場所の確認もできるので、これのおかげでスムーズに釣りに移れ、時合を逃す心配もなくなりました。
整備された足場
行政が整備しているだけあって、足場はかなり整備されています。柵もあるためお子さんと来る方も安心です。
トイレ・ゴミ箱完備
河川にしては珍しく、トイレがいたるところにあります。
ポイントは1か所だけではなく、いたるところにある、ということ。1つあるだけでもありがたいのに、本当にすごいことです。
加えて、ゴミ箱も整備されています。これは東京都ならではですね。神奈川県住みの私としては信じられません。
これも、いたるところにあります。本当にありがたいです。ポイ捨ては絶対にやめましょう。
シーバスが狙いやすい
豊富なストラクチャー
隅田川は都市交通のど真ん中にあるため、橋が多く、橋脚によるストラクチャーや明暗部が多く存在します。
そして、江戸時代からの名残であらゆる運河が合流しています。
シーバスはストラクチャー周りや流れのヨレ、明暗部の「暗部」に潜んでいます。こうした変化の多い河川はポイントが絞りやすく、足場のよさも考えればかなり初心者向きの釣り場(渋いですが)と言えます。
>>>>ナイトゲームでのシーバスの釣り方について詳しくはこちら
ただし、こういった、背の低い橋が多いのも特徴の一つ。こういった背の低い橋の近くでは投げないほうがよいです。万が一車や人に当たったら大事故になりかねません。
深さと広さと流れがある
写真ではわかりづらいですが、隅田川は深い川です。全体的にウェーダーがないと話にならない多摩川と比べてルアーの選択肢が広がる川です。
さらに、流れもあるため、ドリフトの練習などもしやすいです。
ただ、大潮の下げの時間帯などは逆に流れが速すぎてベイトが流されてしまうこともありますので、潮周りの情報は要チェックです。
>>>>ナイトゲームでのシーバスの釣り方について詳しくはこちら
隅田川で実績のあるルアー
よく聞くのはスイッチヒッター。たしかに、流れのヨレが多いために、ヨレの影響を受けやすいスイッチヒッターはタダ巻きでも釣れそうです。
同じ理由ですが、私はシャロ―アサシンでヒットさせてこともあります。よく名前の聞くルアーであれば全く釣れないということはなさそうですので、いろいろ試してみるとよいかもしれません。
デイゲームならVJはここでも硬いです。こちらも品薄ですが、ワームなら他の者でも十分釣果は見込めます。詳しくは、VJの代わりになるルアーを研究した記事がありますのでそちらをご覧ください。
カラーやそのシーズンに応じたルアーなどは検索すると実績が出てきます。そのくらい人気の川ですので、そういった生の情報も参考にするとよい釣果につながりますよ♪
隅田川釣行の際の注意点
投げ釣り禁止の場所もある
基本的にどこでも釣りができるのが隅田川ですが、投げ釣り禁止の場所があります。代表的なのは、隅田川河口部に位置する豊洲ぐるり公園と、晴海臨海公園。
これ以外にもランナーや散歩をする人などから投げ釣りをしている人が危険だと、苦情が寄せられることもあるそうです。
釣り場に到着したら、くれぐれも周囲の看板などに目をやり、釣りや投げ釣りが禁止されていないか確認し、ルールを守ってご利用ください。
ちなみにテクトロなら投げ釣りになりませんので、通過するときなどは是非ご活用を
ランナーなど通行人に注意
隅田川テラスは整備されているゆえに、ランナーや散歩をする人、夕マズメ以降は帰宅するビジネスパーソンの方が多く通行します。
言うまでもないことですが、テラスは釣り人だけのものではありません。投げる際は、必ず、1投ずつ、周囲を確認してから投げること。
こういった看板が出ている以上、投げ釣りが一部では問題視されていることは明らかです。
守られず、けが人でも出れば、間違いなく次は明確に投げ釣り禁止になるでしょう。東京湾奥の釣り場はそのようにして、投げ釣りがどんどん禁止になっています。
周囲の安全確認は怠らず、ルールを守ってご利用ください。