シーバスのナイトゲームでバイブレーションというのは、あまり想定できない人もいるのではないでしょうか。
実際私も
夜は視界が悪いので、バイブレーションのような早巻きが必要なルアーは使えない
と思い込んでいました。
でも結論から言うとそんなことありません。ナイトでもバイブレーションはめちゃ釣れる!
今回は東京湾奥でバイブレーションで大きな成果を上げた日の釣行を基に、ナイトゲームでのバイブレーションの使い方を解説します。
ナイトゲームでもバイブレーションで釣れる
まずは実績をご紹介します。
バイブレーションをナイトゲームで使用してシーバスを釣ったのは隅田川近くの河口です。
この日の状況は以下の通りでした。
- 中潮の上げの潮が動く16:00
- 気温は20度
- 曇りに時々太陽の刺す天候
そして、橋脚部に、こういう感じのヨレがあったのでこの辺をポイントに釣ってみることにしました。

日没前、中層狙いのため、バイブレーションを
まずは日没前に一匹釣れました。
これもバイブレーションでした。

この場所は流れが強く、スローで引いてくるプラグ類よりはバイブレーションのような巻きルアーが良いのではと思う一方、ボトムを狙うメタルバイブでは反応を得られなかったので、中層を探りやすい(メタルよりも比重の軽い)バイブレーションをチョイスしました。
この狙いが功を奏したのかは分かりませんが、40cmちょいの小ぶりなフッコが釣れました。
日没後もバイブレーションで継続的にヒット
リリース後、すぐに暗くなってしまいました。

ですが、ナイトゲームでのバイブレーションの効果を確かめるべく継続して投げてみました。
ま、ルアー付け替えるのも面倒くさいし
さっそく、トレースコースを変えて投げるとヒット。

これで「ナイトでも釣れる」と確信しましたね。
それから1~2回ばらして、またヒット。もうこのときには完全ナイトにもかかわらず、合計3キャッチ。

最大サイズはこの57cmのフッコでした。あと一歩で「スズキ」…。
ということで、「ナイトゲームだからバイブレーションはダメ」とは決めてかからないほうが良いことは明らかになりました。
ちなみに、後から聞いたんですが、多摩川でよく釣りをしている私の友人も、ナイトゲームでバイブレーションは普通に釣れるみたいです。なんだよ…早く教えてくれよ…
なぜナイトゲームで釣れたのか?
「シーバスのナイトゲームでは視界が悪くなるのでバイブレーションのような動きの速いルアーでは釣りにくい」
というのは、間違いではないと思います。でも、「ナイトでは全く釣れない」とも言えないわけです。ということで、何が釣れる要素で何が釣れない要素なのかを私なりに考えてみました。
シーバスの活性が高い
活性の高さは非常に重要かと思いました。
というのも、この日は秋のシーバスの活性が非常に高まる季節(いわゆる「秋爆」)の日でした。
活性が高い日はのろのろと泳ぐベイトでなくてもシーバスが口を使う機会が増えます。
逆に、1月などの厳冬期ではさすがに少し厳しいかもしれません。
比較的明るい
夜でも湾奥エリアは街頭やネオンが多く比較的明るいです。
こういう明るさも、バイブレーションが有効に機能する条件の一つのように思います。
都内でなくても、橋脚部は橋の上の該当などで明るく照らされている場合があるので、そういう場所があったらバイブレーションも選択肢の一つになると思います。

イワシパターン(もしくは近いパターン)
上記の日はイワシパターンだったのかなと推測しています。
というのも、使用したバイブレーションは「シリテンバイブ」というものだったのですが、これはイワシパターンに向いているとされています。
特に購入したルアーは銀粉加工をされており、この銀粉のきらめきがイワシやイナッコのそれと似ていると聞いたことがありました。
イワシ以外でもイナッコやコノシロパターンなど、通常バイブレーションで釣れるパターンであれば試してみる価値ありです。
一方サヨリやバチなど、明らかに細長いプラグでスローリトリーブが必要なシチュエーションでは難しいでしょう。
ナイトでのバイブレーションの使い方
ということで、ナイトゲームでのバイブレーションの使い方をまとめてみます。
バイブレーションを選ぶべきシチュエーション
バイブレーションを速めに巻いても大丈夫な場面が必要です。例えば以下の通り。
特に水深2m未満とかですと、根がかりの恐れがあるので要注意です。
また、ナイトゲームであっても、ボトムを効率的に狙いたいときは選択肢の一つとして持っていても間違いないですね。
そもそものナイトゲームでのルアーの選び方について知りたい方は、以下の記事でも詳しく書いています。
流れやヨレのある場所は大事
三つ目にあげた[流れ・「ヨレ」が起きている場所]というのは、すごく大事だと思っています。と言うのも、普通はナイトゲームのシーバスは、明暗の「暗」の方に潜んでいると考えられているからです。
ここからは推測ですが、シーバスはヨレで姿勢の乱れたベイトを狙うといわれています。だから、流れやヨレがない場合、ベイトも秩序だって泳げるのでシーバスも積極的に明るいところに出てこないのでは?と考えられます。
つまり、下の写真のような「流れやヨレのない明部」は、通常のナイトゲームのように、ミノーなどを流す方が優先度としては高いということです。

ナイトのバイブレーションの巻き速度
気になる巻き速度ですが、デイよりは遅めに巻きます。
ギリギリ沈まず、“プルプル”が手元に伝わってくる速度
と言う感じ。
ただ、ケースバイケースで、流れが速かったり、活性がかなり高い場合はデイに近い速度で巻くこともあります。
ちなみに上記の日は、興奮して巻きが早くなると急に食わなくなりました。やっぱりデイのように早巻きはあまりよくないのかもしれません。
遅く巻くことを意識しすぎて根がかりさせてしまうのはご注意ください。詳しい巻き速度については次の記事でも詳しく書いています。
実績のあるバイブレーションの紹介
緩くご紹介したのは、上記の湾奥釣行で実績をあげたのはシリテンバイブです。
シリテンバイブは、全体がシリコンでコーティングされています。
だから、沈み込みが遅く、比較的ゆっくり引けますし、シリコンがフックの衝突する音を軽減してくれて、湾奧のスレたシーバスにも口を使わせるルアーです。
ちなみに、この日釣具屋の店員さん聞いた、樹脂製のバイブレーションのおすすめは、キックビートでした。
キックビートはルアーに体高があり、これが潮の影響を受けやすいために、流れのヨレなどでフラっとなって、それがシーバスのバイトを誘うのだとか。
私も、このあと、多摩川(ナイトゲーム)で試してみたのですが20㎝くらいの極小シーバスがヒットしました(バラしました(笑))
【番外編】セットアッパーでも釣れました
この日はシリテンバイブが大当たりの日でしたが、ここまで釣ると、他のルアーも試したくなりますよね。そこで、ナイト用のミノーを持ち出しました。
KOSUKEではいけなかった。
まずはKOSUKE85-F。コスケ、と読むそうです。ファットボディに加え、フラッシングの狙えるフローティングミノー。
比較的表層を泳いでくれるファットシルエットなルアー。そして、ストップアンドゴーなどで誘いをかけましたが無反応でした。上記の淀みなどのポイントに落とすも何もありません。
表層でレンジが違った…?
とすれば、この日バイブレーションではなく、表層を探る系のミノーばかりもっていたら釣れなかったかもしれないです。こわい…。
中層攻略「セットアッパー」でキャッチ!
そこで、中層攻略のセットアッパー145S-DRに変えました。14.5cmもある大きなルアーですが、ロングビルがつき、潜りやすく、中層を探りやすいのです。
開発者の小沼さん曰く、「シーバスは泳いでいる魚よりも、ストップしている個体を狙う傾向がある」とのこと。そんなの観察してるなんて本当プロってすごいですよね…。
なので、私もセットアッパーを1秒にハンドル1回転のスピードで、たまに1秒ほどストップさせる作戦で巻いてきます。
シリテンほどの反応はなかったのですが、十数投目かにググン!と反応があり、巻いてくると本日最後の1匹をキャッチ!


小沼プロ、ありがとうございます。
しかしこのサイズで食ってきたということは、この半分くらいのサイズのシリテンバイブによく食ってきたなぁ…と思います。


