秋は爆釣。冬は修行。
これは、秋は死ぬほど釣れて、冬は厳しいという、シーバス釣りの基本的な認識ですが、秋でもただルアーを投げているだけで釣れるわけはないですし、逆にちゃんとしたルアーをチョイスできていれば冬でも釣ることは可能です。
そんな秋にも冬にも使えるのがアムズデザインのルアー「kosuke 85F」。年中使えますが、特に秋冬によく釣れます。
でもルアーの解説って意味不明な専門用語ばかりになりがち。嫌なんですよ…例えば『シャローエリアの水面直下を攻略できる立ち上がりの良さ…』日本語?
なので、なるべく抽象的な表現は避け、明日からでも使いたくなってしまうよう書いてみました!これから秋爆、冬修行に行かれる方は是非参考にしてください!
kosuke 85Fの特徴
アムズデザインのkosukeは、「コスケ」と呼びます。コースケっぽいですが、コスケです。アムズデザインは、サスケとかコモモとか、そういうかわいい名前でルアー作ってるみたいです。
kosukeはこのsasukeとkomomoの間を埋めるルアーとして…と定型で言われますが、知らんわって感じですよね(笑)
でも玄人的には言いたいんですよ。大きさ的に、sasukeとkomomoの間だって。もしkosukeが気に入りましたら是非sasukeやkomomoも手に入れてみてください!
丸っとしていて、秋のパターンによくハマる
kosuke85Fは、フォルムが丸っとしています。いわゆるファットボディです。
マッチザベイト(シーバスが捕食しているベイトに似せるルアーを選択する)的には、カタクチイワシなどの細長いベイトのいるときは少し頼りないルアーです(釣れると思うけど)。

しかし、丸系のルアーを使うとよいと言われる、秋のイナッコパターンなどにはドはまりするルアーです。
ゆえに、秋に使える、秋爆用ルアーなどと言われています。
シーバスがイナッコを中心に捕食しているイナッコパターンのときは攻略が意外と難しいと言われていますが、もし水面を見てイナッコが泳いでいたり、ポーンと行くイナッコジャンプ(ボラジャンプ)をみたら、イナッコやボラがいる証拠ですので是非ルアーをkosukeに持ち替えてみてください。

パターンがわからないときに投げたら釣れた!という報告もよく聞くので、落ち鮎なのかイナッコなのか、ようわからん!というときもぜひお試しください!
小粒なのでスレたシーバスや冬のシーバスにも使える
kosukeは110Fといって、大きめのサイズもありますが、今回はあえて85Fという小さめの方をご紹介しています。
理由は釣れるから。
シーバスルアーは小さくすればするほどシーバスにとってリアルに見えるらしく、アピール力は落ちてしまいますが、気づいてさえもらえれば釣れやすいと言われます。

釣れるからと大きなルアーを投げがちなのですが、都市のスレたシーバスは秋でも大きなルアーであれば見向きもされないときがあります。
ですから、85mmというkosukeの小ささは効果てきめん。
小さいがゆえに、活性が下がり、よりリアルなベイトにしか反応しなくなる冬場にも使いやすいルアーです。
秋だけではなく、冬も使えるというところが、経済的でこのルアー最大のメリットですね。
kosuke 85Fの使い方
河川のナイトゲームがおすすめ
kosuke85Fは小さいルアーゆえにアピール力は低いので、河川のような障害物(ストラクチャー)や流れの変化があるところ、つまり、シーバスがいそうだな~!という場所がわかりやすいところがおすすめです。
同じ理由から、デイゲームよりナイトゲームで使用するほうが真価を発揮すると思います。
色はナイトゲームでイナッコパターンに強いチャートバックパール(#KK85-002)やマットチャート(#KK85-003)をおすすめ。(チャートバックパールは私が持っている色です)

出典:アムズデザイン公式Webサイト『kosuke 85F』https://www.ima-ams.co.jp/product/products/detail/50

出典(左に同じ)
ただ、冬のバチ抜けなどで使う場合はこの限りではないので、状況に合わせたカラー選びをしてください。
スゴイ飛ぶから、飛距離を活かす
kosukeは85mmという大きさながら、かなり飛びます。私がkosukeでシーバスをヒットさせたときは橋脚下流の競争率の高いポイントで、手前の水域はすで2人の釣り人がいろいろなルアーを通した後でした。
なので手前にはいないだろうと、フルキャストで沖(対岸から20m地点くらい)まで投げたら、そこでヒットさせることができました。
こんな感じで、せっかくぶっ飛ぶので、飛距離を活かした釣りをするとよいですよ。

もちろん手前でも食ってきますけど。
ベイトのある橋脚部などで使用するとよい
ただ単に投げるのではなく、橋脚に水がぶつかって、流れがヨレヨレしているところとか、潮目であるとか、そういう変化のあるところで使用するというのが最も釣れやすいです。
ていうかこれは、すべてのルアーに言えますけどね。残念ながら、適当に投げて釣れるルアーというのは存在しません。
ただ、秋のイナッコパターンのときに、流れのヨレなどを狙うと、他のルアーよりは間違いなく釣れやすいと思います。
KOSUKE 85F使用上の注意点
オープンエリアで使えるかは不明
アムズデザインのkosukeの公式ページに、「沖堤防のようなオープンエリアで使えるよ」って書いてあるんですよ。
飛距離性能においては110Fにも負けずとも劣らない飛びを見せるため、本来スモールプラグの出番ではないオープンエリアや外洋での使用を可能とした。(太字と下線は筆者)
アムズデザイン公式Webサイト『kosuke 85f』https://www.ima-ams.co.jp/special/new2017/kosuke/
本当かな~~??笑
確かによく飛ぶし、その通りなのかもしれないけど、正直沖堤防ではバイブレーションやワームを投げたくなってしまうので、私は使わないと思います。(ごめんね)
でも河川などの狭いところではとっても効果があると思いますので、重宝しております!
着水したらしゃくって!
kosuke85fはじめ、多くのルアーには重心移動の可動式オモリが入っています。
これ、着水直後はルアーの尾っぽの方にオモリが移動し、重心が後ろにかかっています。

これだと全然ちゃんと泳がないので、着水後、糸を張って、ルアーに振動が伝わるようにして、プルっと振ってオモリを前方に移動し、重心を前に持ってくる必要があります。意外にこれ、知られていないんですけどね…。
やらないでいると、ルアーが半分水面から飛び出てとてもじゃないが魚に見えない滑稽な動きになります。夜暗い中で気がつかずそのままだと悲惨ですよ。「全然釣れねえじゃん!」ハイまさにその通り。
ちなみに、SHIMANOのアサシンシリーズのルアーは、AR-Cという磁石でこのオモリを着水後自動的に前に戻してくれる最強機構を搭載しているのでしゃくりの感じがよくわからない初心者におすすめです。記事はこちら。
フックは#4の大きさのままでよい
kosuke 85Fは表示の通り、85mmというとても小ぶりなサイズになっています。なのに、フックは#4(4号)という、85mmにしては結構でかいサイズのフックがついています。

フックは大きすぎると釣れなくなると言われます。そう考えると、どうしても、フックを小さいのに付け替えたくなると思います。しかし・・・私はそのままで良いと思っています。なぜなら、フックが小さいとバラし(逃がしてしまう)ことが多いからです。
kosukeは小さいながら、秋爆のイナッコパターンに対応するルアー。秋のシーバスってとにかく元気で、ヒットしようものなら、かかったルアーを外そうとめちゃくちゃ暴れるんです。
水中でもあらゆる方向にグングン進むし、イルカショーかなってくらいの特大エラ洗いをバシャバシャします。そんなときに小さめのフックなんかにしていると、この下のツイートの人(私)のように後悔することになりますよ(笑)
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ😱😱
— 釣りをするすずき (@fishandugio) October 20, 2021
(バラした!!!!)
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ😱😱😱😱
(ルアーはコスケ。フックサイズを2つ落とさなきゃよかった!!) pic.twitter.com/UK5VSW7TLM
厳寒期の活性が超低いときなどは逆に小さくしてみるとよいかもしれません。ルアーの泳ぎはそんなに変わりません。状況に寄りけりですが、大きなシーバスもかかる可能性の高い秋は#4のままでお試しください!
ワームから卒業したい人にピッタリ
ワームは比較的釣れやすいのでどうしてもそのサイクルから抜け出せないなかで、プラグ(プラスチックルアー)で釣ることを夢見る人も多いのではないかと思います。私のように。
でも、そういう人にはkosukeはまさに適任ルアーではないかと思います。
秋爆の時期にkosuke85Fをつかって、是非ランカーを仕留めてみてください!