シーバスのベイトパターン10種類の特徴と釣り方【2021年3月】

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ベイトパターンとは

ベイト・ベイトフィッシュとは、シーバスが捕食するエサのこと。ルアー釣りは天候や水質、気温・水温など様々な要因を考慮してルアーを選択しますが、この、ベイトに合わせたルアーチョイスが最も重要と言われています。

ここでは、代表的な12のパターンを簡単に解説します。すべて覚える必要はなく、自分の行く釣り場・シーズンの状況に合わせてルアーチョイスなどの参考にしてください。

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アミパターン

概要

アミとは、アミエビというプランクトンのこと。サビキの寄せ餌として使われるアレです。

冬の終わりくらいから産卵のため大量繁殖します。冬の活性が下がったシーバスにとっての貴重な栄養源です。アミは攻略が難しく釣り人からは嫌われやすいパターンです。

対象になる時期:3月~5月

釣り方

アミはプランクトンなので、夜であれば常夜灯周りに集まってきます。だから明暗部が好ポイント

それ以外でも、遊泳力は強くないので、流れの淀みなどに溜まる傾向があり、そこにルアーを流すとシーバスが食ってくることがあります。

ルアーはデッドリトリーブをして、ほとんど泳がせず「流されている」イメージにします。

詳しくは下記記事もご覧ください。

参考ルアー

基本的には10cm以下の小さなルアーを使用します。バクリースピン6cmのような小さなルアーもありますが、アミは小さすぎてマッチザベイトさせるルアーはありません。ベイトに似せるというよりは、「アミを食べていたらなんか弱った小魚流れてきた」みたいなイメージです。

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ハクパターン  

概要

ハクは、10cm以下のボラの幼魚のこと。それ以上だとイナッコと呼ばれます。冬に生まれ、大量の群れを形成して運河や港湾の流れの弱いところに集まっています。

これもアミ同様難しく、釣り人からは嫌われやすいパターンです。

対象になる時期:3月~5月

釣り方

ハクもアミとほぼ同じです。遊泳力が弱いため、流れの淀みなどを狙います。

ただ、シーバスがハクを追い回していて、ボイルが出ているときは、ボイルの数m先にルアーを着底させ、ゆっくり引いてくるとヒットを誘うことができます。

詳しくは下記記事もご覧ください。

参考ルアー

ハクもアミと似たようなルアーです。アミ・ハク・バチは同じ時期に同じような狙い方で釣ることができるため、3パターンすべてに対応できるよう準備を整えておくのがコツです。


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イワシパターン

概要

イワシは夏の初めごろから秋の終わりくらいまでおかっぱりに回遊してきます。三浦などでは冬にも回ってくることがありますが、東京湾のおかっぱりでは夏の風物詩と思っておいた方が良いでしょう。

おそらく、シーバスはイワシのが最も好きで、イワシが多く回っているときは1投1ヒットと言っても過言でないほど爆釣させられることもあります。

対象になる時期:5月~9月ごろ

釣り方

イワシはマッチザベイトのルアーをタダ巻きするだけで釣れます。食ってこない場合はリフトアンドフォールやジャークを組み合わせます。

イワシを追い回していて、ボイルがあったら数m先にルアーを落とし、引いてくるとガツン!が期待できます。

参考ルアー

イワシパターンの時は間違いなくVJ-16の出番です。もはやエサと同じほどの威力があります。他のパターンでも通用しやすいVJですが、イワシそっくりのフォルムと動きで、パターンにはまるとエサより釣れます

メーカーも悪ノリ


普通ナイトゲームではバイブレーションは使いませんが、イワシが多く回っている時にはナイトであってもシリテンバイブをウォブリングするギリギリの速度でゆっくり巻くのも効果的です。

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イナッコパターン

概要

ハクよりでかいボラの子供がイナッコです。正式にはもっといろいろな呼び方があるみたいですが、釣り人は10cm以上30cm未満くらいのボラを「イナッコ」と呼称している印象があります。

夏の終わりくらいからハマる印象がありますが、厳寒期を除きほぼ一年中回遊しているので、実際に釣り場で観察して見極める必要があります。

対象になる時期:5月~12月ごろ

釣り方

イナッコは表層にいることが多く、ルアーも表層レンジを中心に攻略します。

ただ、群れから離れてしまった、ケガをして調子が悪い…といった理由からボトム付近に1匹はぐれていて、そうしたハグれイナッコを狙うシーバスもいます。

表層レンジを探り、反応がなければボトムや中層を探る姿勢が必要です。

シーバスは、遊泳中に急に止まる個体を捕食する傾向にあります。そのため、ルアーをストップアンドゴーさせるとストップ後のゴーの巻き取り時にガツンとくることがあります。

参考ルアー

イナッコパターンでもVJは有効に思います。また、銀粉加工をしてあると、フラッシングがイナッコのそれとそっくりに見えるそうですので、バイブレーションやミノーを使用する場合は銀粉加工のあるものを意識してもいいかもしれません。

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ボラパターン

概要

秋深くなってくると、30cmを超える大きなボラが大量に沸く季節になります。コノシロパターンでもそうですが「こんなにでかいサイズの魚をシーバスは食べられるのか?」と疑問に思うかもしれませんが、めちゃくちゃ食います。

捉えたシーバスの胃袋に30cmくらいの巨大なコノシロが入っていた…ということがあるそうです。

対象になる時期:9月~11月ごろ

釣り方

基本的にイナッコと行動パターンは同じであるため、表層レンジを探り、反応がない場合は狙うレンジを下げるというのは同じです。

ただ、サイズが大きくなりますのでルアーも大きめにしてストップアンドゴーなどをすると効果ありです。

参考ルアー

ボラは大きな魚ですので、基本的に15cm~20cm前後のビッグベイトを使うことが多いです。特にバーストアッパーは有名ルアー。

このルアーはいわゆるい「トップウォータープラグ」。頭が水面より顔を出しているルアーです。イナッコパターンと同じでストップアンドゴー。巻いていくとバチャバチャバチャ ピタッ(止める)という音と挙動がボラそっくりらしく、シーバスのバイトを誘います。

表層でも食いつかない場合は中層レンジなどを探れるビッグベイトを使ってみましょう。重量もあるため、ショックリーダーは5号、PEも1.0~1.2号くらいの太めの物を使うと安心です。

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コノシロパターン

概要

サビキでカタクチイワシを無限に釣っている時、偶然釣れるでかいやつがいます。それがコノシロ。小さいときは「コハダ」と呼ばれ、酢締めにした寿司ネタで有名です。

小骨が多くて避けられがちな魚ですが、イナッコやイワシがいないときはシーバスの格好のエサになります。

対象になる時期:8月~11月ごろ

釣り方

コノシロはサイズの大きい魚なので、大きめのルアーを使用します。メッキ系のきらめきのあるものがコノシロのフラッシングと似ていておすすめです。

コノシロは表層を泳ぐ魚なので、狙うレンジも表層がいいです。群れにはぐれた個体を演出するという意味では中層系のルアーもオススメ。

参考ルアー

ビッグベイトで中層を探れるセットアッパー。こんなにでかいのによく飛び、よく食います。また、表層を探るにはボラパターンでご紹介したバーストアッパーなどもおすすめ。

ナイトゲームではコノシロのフォルムをほうふつとさせる厚めのフォルムのミノーなどがおすすめ。特にご紹介したワスプスラロームは「スラローム」というシーバスが大好きな波動を生み出し、エサと呼ばれるほど大変釣れるルアーです。

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ハゼパターン

概要

ハゼは砂地などに一年中居着いている小魚ですが、シーバスが捕食するのは主に表層にベイトがいない真冬の時期です。

2~3月ごろがメインですが、その時期はバチやハク、アミなどが表層や中層にいることが多いため、個人的には12月~1月ごろに意識しておくパターンかなと思います。

写真はアサヒアナハゼ

対象になる時期:12月~3月ごろ

釣り方

ご存じの方も多いかもしれませんが、ハゼはボトムの砂地に潜んでいます。そのため、ルアーもボトムを意識したワームなどをチョイスします。ボトムに落とし、数回巻いて、また落とし…という方法を3~4回繰り返します。エサを食べに砂地から飛び出したハゼのイメージ。

ボトムが岩や海藻地帯でハゼがあまり釣れないようなポイントはハゼパターンではありません。また、シーバスもあまり好きなベイトではないように思います。ハゼはほかのパターンのルアーを用意しておき、消去法で選択するようなイメージのほうが良いかもしれません。

参考ルアー

ハゼパターンではボトムを意識したルアーをチョイス。具体的にはデイゲームではバイブレーション。特に冬場は活性が低くなるため、鉄板バイブのような早巻きで激しい動きをさせるものではなく、ご紹介した浮きやすいキックビートやシリテンバイブなどをゆっくり目に巻いてくるとよいでしょう。

ナイトゲームであれば5g~10gほどの軽めのジグヘッドにワームを付け、ボトムをゆっくりと泳がせるイメージです。

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バチパターン

概要

バチとはイソメやゴカイなどの虫のこと。虫エサとしても使われますよね。これが冬の終わりから春にかけて繁殖のために大量に河川や港湾に沸く現象を「バチ抜け」といいます。見たことない人が多いのですが、夜に大潮や中潮の満潮が当たる日は、下げの時間帯に手ですくえるほどの大量のバチがさまよっています。

写真は自粛

この時期にシーバスがバチばかりを爆食いする現象があり、2月ごろからアングラー界隈では「祭り」状態になります。

産卵で弱ったシーバスが体力回復のために大量に流れるバチを食べまくります。寒くて渋いシーズンですが、時合がくれば小型のシーバスが大量ヒットすることもよくあるパターンです。

対象になる時期:1月終わり~5月ごろ

釣り方

基本的にシーバスはバチを追い回しません。産卵で疲れた体を動かさず、ただ流れてくるバチを口を開けて待っています。

そのため、バチに近い細長いルアーをデッドリトリーブしているだけで食います。あたりはもそっとした感じです。

バチ抜けしやすい時期や詳しい釣りのポイントなどは下記記事もご覧ください。

参考ルアー

バチはイワシパターンのVJ-16のように、王道ルアーが存在します。それが「ノガレ 120F」です。風があまりない日、ラインを緩ませず、張りすぎないような力加減にして「流すだけ」にするのがコツ。

ただ、ノガレは人気すぎて常に在庫がありません。そんな場合はノガレの半額ほどの安さでバチ抜け必須のエリア10等もおすすめ。

また、風があり、バチもシーバスも中層以下に沈んでいるときは「底バチパターン」となりますので、ボトムを狙えるマニックなどのシンキングペンシルやワームで対応しましょう。

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稚アユパターン

概要

鮎は秋ごろの産卵をしますが、それが孵化するといったん河口部や海の方に流れます。そして2月ごろから再度川に遡上します。その時の小さな鮎(稚鮎)をシーバスが狙うときのパターンが稚鮎パターンです。

遡上のタイミングによって時期は様々。河口部や港湾部では2~3月ごろから始まりますが、川の中流の方になってくると5~6月ごろでも熱い場合があります。

対象になる時期:3月~6月ごろ

釣り方

基本的にハクやアミと同じマイクロベイトパターンです。ハクの時と同じく、流れのよどみなどにアユがたまって、そこにシーバスが集まるため、そうした場所にルアーを流すことでシーバスを仕留めます。

ハクパターンとの違いは、ルアーのカラーで大きな違いが出ることと、そして、稚鮎が遡上目的のためなるべく流れに逆らった泳ぎ方をさせるとよいです。

また、鮎は数センチから7月ごろには20cmと急成長するので、その時々でどのくらいの大きさなのか、川をのぞき込んでサイズを確認し、それに沿ったサイズのルアーを選択しましょう。

参考ルアー

アユパターンの時はパール系の白みがかったルアーに反応することが多いです。かつ、マイクロベイトのため、小さ目のルアーを意識しましょう。

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落ちアユパターン

概要

落ち鮎とは産卵した鮎が疲れてふらふら流れているときのパターン。稚鮎パターンと違って成長しきった鮎を食べるため、ルアーも大きめになります。

多摩川や相模川など、鮎の遡上で有名な川でのパターンになります。

対象になる時期:10月~12月ごろ

釣り方

落ち鮎は、産卵後疲れてフラフラしているか、死んでしまった鮎のことです。そのため、ルアーも引き並みを立てるような速い巻き方ではなく、ほとんどドリフト(水の流れに流されるまま)させることになります。

具体的には上流方面にルアーを投げ、ラインを張りすぎず、緩めすぎず(バチ抜けと同じです)。疲れて泳ぐ能力のなくなった鮎をイメージします。

参考ルアー

ルアーは稚鮎パターンと同じで、パール系の色を使用するとよいようです。稚鮎パターンと違うところはその大きさ。10㎝以上で太めのシルエット、さらにドリフトができるようなフローティング系にするとなおよしです。

本サイトの設定の関係上、リンクは不夜城(コットンキャンディ系)のカラーですが、リンク先のパールレッドヘッドなどにすることをおすすめします。