初心者も釣れる『バチ抜け』の方法とおすすめルアー【2023年2月版】

バチを食うシーバス

バチ抜け
名前くらい聞いたことがあるのではないでしょうか。バチと呼ばれるイソメの仲間が産卵のために河川で大量発生し、それをシーバス(スズキ)が捕食するパターンです。

このとき、まさに入れ食いと言えるほど、シーバスが大量に釣れる夢のような状態になります。

バチ抜けは、パターンが明確でわかりやすい釣りです。初心者でも「爆釣」させるチャンスでもあります。

そこで、初めての方でもわかるように、バチ抜けについて解説します。バチ抜けとはそもそも何なのかに加え、爆釣になる時間帯や釣りのポイント、使用推奨のルアーなどを紹介します。

バチ抜けとは

バチ抜けは確かに簡単に釣れる釣りですが、釣れるタイミングなどがシステマチックに決まっていて、タイミングややり方を間違えると1匹も釣れなくなる釣りです。そのようなことにならないよう、まずは、そもそものバチ抜けについて解説します。

真冬のシーバス偏食パターンの1つ

バチ抜けとは、河川の底に潜むイソメやゴカイなどの「バチ」と呼ばれる虫が、産卵のために外洋に向かい一斉に湧き出すことです。

関東地方だとだいたい12月ごろから始まり、5月くらいまで続きます。年によりますがハイシーズンは2月以降と言われます。

バチが抜けは水面にパスタが浮いていると言われるほど大量に湧きます。そんなフィーバ状態ですのでシーバスも流れてくるイソメを食べるだけになり、ベイトフィッシュに見向きもしなくなるのです。

上記はバチが実際に泳いでいるところを撮ったもの。泳いでいないわけではないですが、シーバスの追撃をかわせるほどすばしっこくないことがわかります(ちなみにハイシーズンはもっとウジャウジャいます)。

こういうときは、バイブレーションなどアピールが強いルアーには全く反応がない一方で、バチ抜け用のルアーで表層を泳がせていると1投1キャッチも過言ではないほど釣れる…ということが起こります。

>>>>シーバスのシーズナルパターンを知りたい方はこちら

バチ抜けが起こる場所

バチ抜け(バチパターン)が成立する場所は土や砂など、バチが底に潜りやすいボトムがある汽水域や港湾部などが多いです。ハゼはイソメを捕食するため、ハゼがよく釣れる場所はバチも多く抜けます

東京湾には、荒川や多摩川など、バチ抜けで有名な河川がたくさんあります。毎年その時期、下流域のバチ抜けの時間帯(後述)には釣り人でいっぱいになります。

バチ抜けが起こる時間帯

バチ抜けは必ずナイトゲームです。なぜなら、バチは夜に産卵するからです。

稀にデイゲームでも釣れるらしいですが、1投1キャッチを意味する「バチ抜け」という感じではないです。

私や私の友人は最初、バチ抜け=釣れる、と聞いていそいそと昼に出かけたことがありましたが、もちろんボウズでした(笑)

私のような方もきっといる…と思いますので、初めての方でバチ抜けを狙いたい方はご注意ください。

バチ抜けは潮汐表チェックが欠かせない

バチ抜けは、大変規則正しく始まります。その条件は以下の通りです。

バチ抜けが起こりやすい条件
  • 大潮・中潮
  • 18時~19時に満潮
  • 満潮から下げ七分位の間

バチは必ず、夜、満潮以降の下げで海に向かっての流れが一番きついに産卵をします。海に個体を送り届けるためです。そのタイミングでシーバスの荒食いが始まります。

これらは、当然、潮汐表を見ていないとわかりません。他の釣りと違い、潮汐の変化が直接パターンに影響しますので、釣行計画を立てる際は必ず潮汐表のチェックをかかさないようにしましょう。

>>>>釣りに使えるおすすめの潮汐表アプリについてはコチラ

バチ抜けで釣るための4つのポイント

シーバスの荒食いの起こる「フィーバータイム」を見逃すな!

バチ抜けパターンは、急に始まり、急に終わります

それまで静かだったのに急にシーバスのボイル(表層のバチを食べ、水がばしゃっとなる現象)が乱発します。このときに1投1キャッチのフィーバータイムとなります。

フィーバーは満潮前後から起こります。そのため、満潮少し前から釣り場に入るようにしましょう。

満潮少し前の時点でルアーや仕掛けの準備は完成状態にしましょう。ボイルが起きたらすぐに投げられるようにします。本当に「うそ~マジで!?」というくらい釣れます。もちろん、それ以外の時間帯でも釣れますが、このフィーバータイムは見逃さないよう、特に要チェックです。

バチ抜けルアーの基本は「細めのフローティング」

ルアー選びの基本は細身のフローティング系ルアーです。リップレスで水面直下を泳ぐようなアピール力弱めのものを使用します。

用意するバチ抜けルアーの条件
  • 水面直下を泳ぐリップレスミノー
  • 細長いタイプ
  • アピール力弱め
  • プラスで、シンキングペンシルも

冬のバチ抜けの時期は風があるときも多いです。すると、水面直下は風で荒らされてしまうので、少し潜って泳いでくれるようなシンキングペンシルも必要です。

リーダーは3号以下に

冬の静かで繊細な釣りでは、細いラインのほうがシーバスに見切られにくく、釣れやすくなります。そのため、バチ抜け時のショックリーダーは3号以下の細いものを使用してみましょう。

根ずれ、ブレイクは、こまめにショックリーダーの表面上の傷をチェックしていれば大丈夫。メーター近いランカーでない限り細くても全く問題ありません。

それでも気になる方は、プロも使用しているグランドマックスがおすすめ。

グランドマックスは、同じ太さでも密度が濃い仕様。

例えば一般的なリーダーは、16ポンドの重さだと、4号の太さになりますが、グランドマックスは16ポンドで3.5号。厳密に比較はできませんが、他社の4号の太さで期待される強度を、グランドマックスなら3.5号で期待できる、とも言えます。

リールは激しく巻かない

バチの泳ぎに合わせ、ルアーはとてもゆっくり巻きます

バチ抜け時期は水温が冷たく、シーバスも産卵後で疲労がたまり、速く動くものには反応しません。

具体的には、流れに合わせルアーの糸を張りすぎず、緩めすぎない…ギリギリルアーのコントロールを取れる速度です。

流れに合わせるので、ゆっくりと言っても流れが速い場合は巻き速度も上がります。その場の流れなどをよく見て操作しましょう。

バチ抜けにつかえるルアー4選!

バチ抜けは先に示した細長いアピール低めのルアーであれば間違いなく釣れます。
とはいえ、具体的にどんなルアーが使われているのか知りたいものですよね。そこで、バチパターンで釣れるといわれる有名ルアーを4つご紹介します。

  •  マニック
  •  エリア10
  •  feel 150
  •  ヒソカ

マニック

マニックはとにかく飛距離抜群。これからご紹介する中で一番飛ぶのではと思います。
そして立ち上がりが早く、ゆっくり巻いてもすぐに浮いてくるので、シンキングルアーですが表層付近を引いてくるのに適したルアーです。

とはいえシンキングなので、多少は潜ります。爆風の多いバチ抜けの時期に便利です。
また、かなり飛距離を出せるルアーですので、他のルアーでは届かない沖などを狙いたい場合に重宝します。

エリア10(エリテン)

エリア10(エリアテン)はバチ抜け定番ルアーです。

多くのバチ抜けルアーの中でトップクラスに釣れるのではと思います。ただ、軽くて飛距離が出ない点、移動重心なので着水後軽くロッドをしゃくる必要がある点などがデメリット。

風の緩い日などの一投目のルアーとして常駐させたいルアーです。

最大のメリットは価格。2000円以上するルアーもある中で、1000円かそれ以下で売っていることの多いエリア10。売り切れることも少なくコスパ抜群です。

個人的にはこれでタチウオが釣れたりしたこともあったので気に入っているルアーです。

feel 150

feel150の特徴は長いフォルムでアピール力が強いこと。さらに、マニックと同程度に飛ぶためバチが多すぎて自分のルアーが目立たないとか、沖の誰も投げていないエリアに投げたいといった場合に使えるでしょう。

また、フローティングタイプとシンキングタイプがあるので、無風のときはフローティングタイプを使用し、ボイルが出ていないときや、爆風で表層が狙えず、中層あたりを攻略したいならシンキングタイプを使用するなど、使い分けられます。

ダウンクロスでも釣れました。

150以外にも様々なサイズ展開がありますので、実はこれ1種類でバチを攻略できてしまうかもしれません…!

ヒソカ

バチ抜けと言うと有名ルアーである「ノガレ」にパッケージが超似ているのが「ヒソカ」。某漫画の連載再開は関係ありません。2022年3月に発売され脚光を浴びている新進気鋭のルアーです。

バチ抜け用ルアーとしては珍しくリップがついています。水面直下から水深30cmを狙いたいとパッケージに記載がありますが、先ほど述べた有名なルアーノガレに比べるとリップのおかげで水面直下よりは少し潜るイメージです。

「ヒソカ」の監修は、バチ抜けルアーとして有名すぎて、ほぼ売っていない「ノガレ」の監修者と同じ小沼正弥プロです。

リップのせいで飛距離はマニックほどではありませんが、かなり良い動きをするので今シーズンはかなり話題になりそうなルアーです。

ちなみに「ノガレ」は常に在庫切れのため紹介していませんが、一番おすすめのルアーです。

確実にバチ抜けを押さえよう

バチ抜けは、抜ける日に釣り場に入ることが大事。なんなら、そういう日に入ればだれでも釣れるくらいイージーな釣りです。しかし、抜ける日に入るのが大変なんですよね。仕事があったり、雨が降っていたり…。なので諦めず通い続けることも大事です。

ここでのメソッドも胸に、バチ抜け「祭り」を楽しんでください。

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