初心者も釣れる『バチ抜け』の方法とおすすめルアー【2021年4月版】

バチ抜けも後半に差し掛かっています。

バチ抜けは寒い季節での厳しい釣りですが、パターンが明確でわかりやすいです(簡単という意味ではありません)。初心者でもパターンで居着きのシーバスを釣るチャンスでもあります。

そこで、初心者のためのバチ抜けの基礎をお伝えします。

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バチ抜けとは

真冬のシーバス偏食パターンの一つ

バチ抜けとは、イソメやゴカイなどの「バチ」と呼ばれる虫が、産卵のために外洋に向かい一斉に湧き出すことです。関東地方だとだいたい1月ごろから始まり、4~5月まで続きます。場所によっては12月から始まり7月まで続いていたという報告も。

特にバチ抜けの時は産卵を終え疲れ切ったシーバスが多く、流れてくるイソメを食べるだけになり、ベイトフィッシュに見向きもしないことがあります。

こういう時は、アピールが強いルアーには全く反応がない一方で、バチ抜け用のルアーで表層を泳がせているとバイト乱発…ということも起こります。型は小さめのものが多く、アタリももぞっとした感じです。

ナイトゲームで下げの時間帯

場所は土や砂など、バチが底に潜りやすいボトムがある汽水域や港湾部などが多いです。イソメを捕食するハゼが良く釣れる場所はバチも多く抜けます。夜に始まるため、ナイトゲームです。

さらに、バチは満潮後の潮が引くタイミングで一斉に放出するため、下げの時間帯、特に大潮ので多くのバチが抜けます。潮見表(タイドグラフ)のチェックはバチ抜けでは非常に重要です。

ルアーは細めのフローティング系

選ぶべきルアーは細身のフローティング系ルアーです。ミノーならリップレス、できればシンペン(シンキングペンシル)など、アピール力弱めのものを使用します。水面を細長いルアーがふらふら漂う様が、その下に潜むシーバスからはバチに見える、という寸法。

そのため、激しいアクションは禁物。バチは水に流されるままのためです。流れに合わせてフラフラとルアーがアクションするように、1秒間にハンドル1回転以下の非常に遅いリトリーブにします。

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バチ抜けで釣るための3つのポイント

リーダーは3号以下に

バチ抜け時のショックリーダーは3号以下、できれば2.5号や2号程度の細いものを使用してみましょう

根ずれ、ブレイクは、こまめにショックリーダーの表面上の傷をチェックしていれば大丈夫。メーター近いランカーでない限り細くても全く問題ありません。

それでも気になる方は、プロも使用しているグランドマックスがおすすめ。

グランドマックスは、同じ太さでも密度が濃い仕様。例えば一般的なリーダーは、16ポンドの重さだと、4号の太さになりますが、グランドマックスは16ポンドで3.5号。厳密に比較はできませんが、他社の4号の太さで期待される強度を、グランドマックスなら3.5号で期待できる、とも言えます。

とにかくゆっくり巻く

バチ抜け時期は水温が冷たく、シーバスも産卵後で疲労がたまっています。ですから、速く動くものではなく、ゆっくり動くものに反応します(ベイトではなくバチに反応するのはそのためです)。ですから、ルアーアクションはとにかくゆっくりです。

具体的には1秒にハンドル1回転以下、ルアーの糸を張りすぎず、緩めすぎない…場合によっては4秒に1回転でもいいくらいです。

早巻きで食わす方法などもありますが、初心者や慣れていない方は王道のゆっくりまきでまずは狙ってみましょう。

バチ抜けについて、より詳しく狙いたい人はコチラもご覧ください。

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バチ抜けにつかえるルアーを5種厳選!

ノガレ 120F

ノガレはバチ抜けルアーの金字塔。Twitterでも驚くほど多くの人がこのルアーを使用し、釣果を上げています。

ベタ凪の日に特に効果を発揮します。ボイルなどがある日は特に効果てきめん。反対に、風がある日は別のルアーにしましょう。

実際に使うとわかりますが、ノガレは飛距離もあまりなく、泳いでいる感じもしません。でも水面を漂うときに出る「スレた魚の興味を最大限に引き出す弱い波紋」がシーバスの捕食するメスのバチにそっくり(開発者の小沼氏)なのだそうです。

バチがノガレに勘違いして放精したエピソードがあるそうです。作ったルアーもそれを観察していた小沼プロもおそるべし…

難点は人気すぎてどこにも売っていないこと。たまに入荷すると一瞬で売り切れるた●ごっち状態。在庫がない場合は以下でご紹介するルアーもバチ抜けで十分実績のあるルアーです。

エリア10(エリテン)

エリア10(エリアテン)はリップレスミノーの中でもかなり軽く、アクションも少なめのフローティングルアーです。

2000円以上するノガレに対し、1000円か、それ以下で売っていることの多いエリア10。費用対効果で見たらノガレ以上の逸材かもしれません。品薄のノガレと違い、売り切れることはほぼありません。

個人的にはこれでタチウオが釣れたりしたこともあったので気に入っているルアーです。

ローリングベイト

ローリングベイトはラインを接続するアイが口先ではなく、バイブレーションのように背中についています。波を受ける部品も背中についていてアピール力が強いです。

しかし、アクションがブルブル震えるウォブリングではなく、くるくる回るローリングなのがバイブとの大きな違い。ローリングアクションはシーバスが大好きな波動らしく、アピール力強めなのにスレないルアーです。

特にバチ抜けに強く、愛用者が多いです。シンキングがメインなので、上記2つのルアーで食わない場合、または風がある、底バチで底を取る必要があるときなどに使えます。

マニック

強風で波が立っている、シーバスのボイルがない底バチ(バチが抜けているけど水面に浮いていない時)である…そんなときのルアーではマニックが筆頭です。

シンキングタイプで潜ってくれますが、立ち上がりが早いため低いレンジでのゆっくりアクションが得意です。「頑張ってバチ抜けで釣ろう!」と入ったはいいけど、「あれ?ぜんぜんバチ浮いてないんだけど…」

そんな時に対応できる心強いルアーです。

ワーム(ミニカリ)

バチはミミズのような虫なので、よりミミズっぽさを出すのであればワームが使えます。文字通り「虫」の名がつくワームは、元はブラックバス釣りで広まったルアーです。多くがエビなどの甲殻類のほか、ミミズなどを模して造られています。

シーバス釣りでも有効で、特にシルエットが小さくアピール力弱めのミニカリはバチ抜け期でも使いやすいワームです。ただ、ジグヘッドに付けて使用するため、表層をユラユラさせるバチ抜け王道の使い方はできません。

逆に、ボトムを狙いたい時などでシンキングルアーでも届かないような深度があるときなどに攻めることができます。例えば食いが弱く、フローティングでは食わないときや、急に気温が下がってシーバスがボトムに落ちてしまったときなどです。

どのくらい潜るかは、カウントや巻き速度で調整するよりも、ジグヘッドの重さで調整するほうがよいです。基本は5~7gほどのものを使用し、場合によって2~3gのものを使ったり10gに近い重さのものを使用するとよいでしょう。

ユラユラさせたいので、素早いリトリーブとダートを得意とするコアマン製の純正ジグヘッド「アルカリダート」ではなく、静ヘッド(しずかへっど)などを使用することをおすすめします。

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まとめ

寒くて食いが渋く、厳しい季節ではありますが、ハマれば数釣りができるのがバチ抜けの楽しいところ。まずはここで紹介したような王道ルアーを使ってみて数釣りに挑戦してみるのはいかがでしょうか。

寒さと安全に気を付けて、楽しいバチ抜け期をお過ごしください!

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