初めてのシーバスのワームの使い方・選び方【2021年4月版】

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「ルアー」というと、ミノーなどのハードルアーを思い浮かべがちですが、最近ではシリコンでできた「ワーム」の影響力が大きくなっています。

触感がリアルで、生き物のごとくリアルに動いてくれるワームは、ルアーの見切られやすいデイゲームや渋い冬のナイトゲームなどで威力を発揮します。

しかし、ワームはミノーと同じように多くの種類やカラーが存在するため、何を基準に選べばよいのかが難しいものです。今回は初心者の方を対象に、ワームの特徴と、選び方、魅力をご紹介します。

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ワーム使用時のタックル

シーバスをワームで釣る場合、ロッドやリール、ラインなどのタックルはハードルアーを扱うときのものと全く同じで大丈夫です。

ブラックバスの場合はタックルを使い分けることがあります。ですが、シーバスはそもそもジグヘッドの重さがハードルアーと変わりません。アクションもハードルアーと変わらないため、わざわざタックルを分ける必要はありません。

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シーバスのワームの3つの使用場面

シーバスのルアーは目的をもって選ばなくてはなりません。むしろ、目的がしっかりしているとシチュエーションに沿った「釣れるルアー」を選べるようになります。詳しくはこちら。

ただ、総じて、ハードルアーよりシチュエーションを選ばず、あらゆる場面で釣れやすいルアーだと思います。初心者の方は必ず一つは採用してほしい種類のルアーです。

それでは、ワームはどのような特徴があり、どのような場面で使うとよいのでしょう?

(1)ルアーが見切られやすい場面

ワームはプラスチックでできたプラグと違い、シリコンでできているため、とにかくナチュラルに動きます。したがって、明るくて見切られやすい場面で投入するとよいでしょう。

具体的にはデイゲーム。バイブレーションなどのリアクションバイト狙いで食わない時に投入するとよいです。

そして、ナイトゲームでも、特に冬場などの食いが渋っていてなかなかルアーに反応してくれないよう場面でも使用できます。

(2)ボトムや中層を狙いたい場面

ワームはジグヘッドというフック付きオモリにつけて使用します。そのため、放置していれば沈んでいきますし、早巻きしても浮きづらい性質を持ちます。

したがって、ワームは表層狙いのフローティングルアーに食ってこないとき、つまり、中層~ボトム付近にシーバスが居着いていると想定できるときに威力を発揮します。

逆に表層をフラフラと漂わせたいような場面ではワームは不利です。その場合はフローティングタイプのミノーを使うとよいでしょう。

(3)激しいアクションが必要な場面

ワームに取り付けるジグヘッドの重さがそれなりにあるとき、ワームはバイブレーションのように浮き上がりづらい特徴を持ちます。そのため、激しくジャーク(ワインド)してもしっかりと水中を泳いでくれます。

夏場の活性が高いときやヘチ際を狙うときなど、激しいアクションが必要な場面では、バイブレーション系のルアーも同様に、ワームもその役割を発揮してくれます。

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シーバスのワームの使い方

柔らかいものを選ぶ

シーバスのワームで共通して意識すべきは、柔らかめのワームを選ぶということです。

柔らかい素材のほうがよりナチュラルな動きが出て食いが変わってきます。実際に触って比べてみてより柔らかい製品を選ぶようにすると釣果が変わってくるでしょう。

柔らかさで有名なのはストライクミノーです。

高活性時は「シャッド」スレているときは「ピン」

シーバスのワームはテール(しっぽ)の形状で2種類に分けられます。

突起が出て、水中でピロピロと激しく動くのがシャッドテール、ストレートでナチュラルな動きを出すのがピンテールです。

上がシャッドテール、下がピンテールです

夏場などで活性が高いときはシャッドテールを使用します。逆に、冬場やナイトゲームなどでアクションよりもナチュラルさが求められる時はピンテールを使用します。

カラーは状況によって使い分ける

カラーが多彩なのがワームの特徴。安いため、多くを揃えることもできるのがハードルアーとの違いですね。

カラーの選び方はハードルアーのときと変わらずです。ナイトや濁りの強いときは黒やチャート色、水質がよかったりデイゲームなどでは青やクリア系のナチュラルな色を使用します。

例えば、イワシの時は黒や青、ボラのとき、台風による茶色い濁りの時などはチャート色が有効です。

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ジグヘッドの選び方

ワームは常にジグヘッドとともに使います。では、ジグヘッドはどのように使い分ければよいのでしょうか?

ジグヘッド選びの基本

ジグヘッドはタダ巻きに適したもの、ダート(ワインド)に適したもの、ダート専用のものなど種類に違いがあり、さらに重さが違います。

ワインド専用のジグヘッドでなければ、選ぶジグヘッドで釣果に違いはあまりないように思います。

ただ、先ほどのストライクミノーにはストライクヘッドと言った形でワーム専用のジグヘッドが開発されていることがあります。専用ジグヘッドはそのワームの動きをよく考慮したうえで作られているため、こだわりがないのであればまずはセットで購入されることをおすすめします。

【ストライクヘッドとストライクミノー】

【アルカリとアルカリダートヘッド】

重さ(大きさ)の違い

ジグヘッドは重いほど遠くに飛びます。そのため、より遠投が必要な場面、具体的には沖堤防などの大場所では20g前後の重めのジグヘッドを使用することをおすすめします。

逆に、バチ抜けやマイクロベイトパターンのときなど、ナチュラルさが求められる場面ではジグヘッドの重さを10g以下など軽いものにします。

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おすすめのワーム+ジグヘッド

おすすめのワームやジグヘッドがありますか?と聞かれたら、すべての人が答えるのがコアマンのVJ-16です。

16、22、28と3種類の重さがあります。どうしてかわかりませんが、本当に釣れる。

どのようなワームにしようかわからないのであればまずがVJを試すべきです。

デイゲームのイワシパターンで最も威力を発揮しますが、別のパターンでもなぜか食ってきますし、ナイトゲームでもゆるく巻けば通用します。

ナイトでVJで釣れたタチウオ
ナイトゲームのVJ-16で釣れたタチウオ

まだその威力を知らない人は「だまされた」と思って使ってみてください。

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まとめ

汎用性が高い「ワーム」。安いため、多くの種類を揃えることも簡単です。

タダ巻き、ワインドのほか、重さやカラーを変えればあらゆるシチュエーションに対応できます。

いろいろ試してみて、自分なりの使い方を見つけてみてください。

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