先日誕生日だったのですが、ルアー釣りにそれほど詳しくない妻に「何の情報もなしに自分(妻)が一番釣れそうだと思うルアーをプレゼントする」というコンセプトで選んでもらいました。
それがSHIMANOのルアー「シャローアサシン 99Fフラッシュブースト」
色も形もなかなかのセンス。有名なサイレントアサシンを妻は知らないので、ある意味すごいと思います。
どちらかというとナイトゲーム向きルアー。私、ちょっとナイトが苦手なのでこれで釣れるかどうかわかりませんが、ひとまずもらって使ってみた際のインプレ(感想)を書かせていただきます。
シャロ―アサシン 99Fの特徴
シマノのルアーと言えば「アサシン」。なかでもサイレントアサシンは有名ですが、他の「アサシン」も釣れます。その一つがこのシャローアサシン。
「シャロ―」の名の通り、潜行深度は最大30cmのフローティングルアー。30cmというと、かなり浅いです。1mくらいのシャローでも引いてこれます。
同じ「アサシン」シリーズで有名な「サイレントアサシン」と比較すると、以下のような潜航深度の違いがあります。
サブタイトルの「フラッシュブースト」とは、ルアーの頭のすぐ後方にある透明になったところから見える反射板のことです。
フラッシュブーストとは
フラッシュブーストは、ばねで留められた反射板が振動することで小さな衝撃でもフラッシングをしてくれる「素晴らしい機能」です。
動画は本当にちょっと触れるだけで強烈に反射板が振動するのがわかります。メタルジグなどがそうですが、魚はフラッシングで誘われます。しかし、ジグのように激しいジャーキングをしてしまうとシーバスはすぐにスレてしまいます。
そこで、デッドリトリーブなど、緩いアクションでも十分なフラッシングをしてアピール力も高めよう!というのがフラッシュブーストの狙いです。
釣り場で使ってみた
ということで、実際に使ってみました。沖堤防のような広くてデイゲーム主体の場所ではなく、ポイントが絞りやすく、通い慣れた隅田川にて。
飛距離はすばらしい
まず、飛距離は本当に素晴らしいです。
シンペンかな?メタルジグかな?と見まごうほどの飛距離。実はAR-Cというサイレントアサシンにも搭載の飛距離を伸ばすための機能が搭載されています。
AR-Cはルアーの中に磁石が中に入っていて、投げると遠心力で尾っぽの方に磁石が移動します。そして、その重さのおかげで遠くまで飛びます。
紙飛行機なども頭が重いと遠くまで飛びますが、あれと同じ原理ですね
で、すごいのはその後。
なんと、着水後は磁力に引き寄せらえて磁石が頭の方に戻るのです。
他のルアーでもオモリが入っているものはたくさんあります。しかし、磁石ではないので着水後軽くロッドをしゃくってオモリを頭に戻さないとならないのです。戻さないと重心が尾っぽに残り、正しく泳いでくれません。
AR-Cはオモリが自動的に頭に戻るので、シャくる手間がなく、着水後の立ち上がりが良い&初心者でもしゃくる必要がなく扱いやすいため、大変優れた機能です。
スウィムアクションもめっちゃいい
上から見たスウィムアクションもなかなか。
結構控えめなアクションで、あまりブリブリ泳ぎません。使い方としてはタダ巻きが効くと思います。
ただ浮力が少し強めで、ルアー速度が遅いとルアーがすぐに浮き上がってくるため、慣れていない方はドリフトなどは難しいかもしれません。
ちなみに暗すぎて映像取れなかったので公式の水中映像を載せておきます。
かなり浅いレンジを泳ぎますが水面直下という感じではありません。先ほど言った通りすぐ浮いてくるので使用場面に迷いますね。同じサイズのサイレントアサシンの方がいいのでは?と思いますが、SNSなんか見ているとナブラ打ちなんかに使えるとか。なるほど。
フラッシュブーストはそんなに…
しかし、最大の特徴であるフラッシュブーストは正直言ってあんまり関係ないように思います(笑)
というか、フラッシングってそんなに大事ですか?笑
サビキ釣りにもフラッシングのための反射板がありますが(下記写真)、あれ、意味あると思います?笑
それよりも、サビキ針の大きさだったり、針につけるケバであったり、トリックサビキにするかどうかとかのほうが大事じゃないですか??
こういうの。知っています?
ということで、あまりフラッシング自体には期待していません。が、逆に釣果にマイナスになる機能ではないと思うのでお守り代わりに思っています。
橋の下でヒットするも…
インプレ!なんて言って、最初はスイッチヒッター使ってました(笑)でも釣れず、シャロ―アサシンに取り替えたのです。
本当は橋の下までドリフトさせて行きたいのですが、隅田は流れが速めなのでリトリーブも速め。ルアー自体が少しドリフトしづらいのもありちょっとその作戦は断念しました。
だから橋の横からアップクロス(上流方面)に投げて、すすす~と静かに橋の下まで歩いて行って、橋の下でルアーを回収という作戦に…すると、明暗の境を通り過ぎて2mほどしたところでがぶり!!
おおお!!!っとおもったのも最初だけ。「すすす~」っと橋の下まで歩いたから、タモが橋の入り口のところに置き去り。
取りに行く途中でポロリ。
でもヒットできてよかったね! また絶対行きます!使い方わかったし!笑
今後釣ります
実はこれより前に多摩川行ったのですが、その時はボウズでした。選ぶべきポイントが多い隅田川はこういう使いなれないルアーの試投には向いていますね。
結局どちらも残念な結果に終わりましたが…。
ちなみに、シャロ―アサシンは浮き上がりが強いのでナイトでの最初の1投!って感じのサーチルアーのように思います。
逆に、食わなかったとき、もっと低層レンジを探りたい時などは、同じAR-C搭載で同じような魅力的な泳ぎをしてくれるサイレントアサシンのシンキングをおすすめします。
今後も積極的に使いたいルアーのリストには入りましたので、ことあるごとに使っていきたいと思います。
まあでもあれです。誕生日プレゼントなんだから、意地でも釣らないと! 妻よ、ごめん。