夜の釣りを安全・快適にする「ライト」の選び方

夜釣りのライト

夜釣りをする際のライト。普通の懐中電灯やスマホのライトでは、危険な場所や手元を照らせずに安全で快適な釣りができません。ではどんなのがよいのでしょう?

夜釣りでたくさんの経験を積んだ立場から、夜の釣りを安全・快適にする「ライト」の選び方をご紹介します。

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夜のライトの必要性

夜釣りをするなら、夜用のライトは必須です。それは、街灯や常夜灯が明るい海釣り公園でも同じです。

>>>>夜でも明るい海釣り公園『東扇島西公園』

一度、薄暗い部屋などで仕掛けに糸を結び付けてみてください。全然うまくいかないと思います。

このように、どんなに目がよくても、街灯程度の明るさでは、細くて小さな仕掛けを作る際には不十分。仕掛作成ができなかったり、とても時間がかかったりします。

スマホの発行機能や普通の懐中電灯を使う人もいますが、両手を使わなければいけないため、それだけでは不十分です。

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夜釣り用ライトの選び方

ヘッドライト必須

まず、夜釣りでは頭に装着するタイプのライト(ヘッドライト)を持っていきましょう。

夜釣りのライト

これなら手元を明るく照らせ、かつ両手をフリーに使うことができます。まさに釣り人のマストアイテム。

これに加えて釣り場を照らせる手持ちライトがあるとより理想ですが、私は持って行っていません。なくても困りませんし、いざとなったらスマホのライト機能があるからです。

安すぎるのには要注意

ライトは100円ショップにも売っています。とても良い製品が多いですが、それでもさすがに100円だと照度不足を感じると思います。あれはあくまでも小さなカバンの中などを照らす用ですね。

逆にネットでは500円くらいの某国製ライトも売っていますが、接続部品が壊れていたり、すぐに外れてしまったりと、あまりお勧めできるものではありません。

行く場所によって必要な照度は異なる

ライトは当然ですが、明るさが落ちれば落ちるほど価格は安くなります。

ですから、暗めのライトを選びがちですが、磯や非都市部の河川など、人工の明かりがない、足元が整備されていない場所に行く場合は細かな段差などが見えず危険です。

ライトの明るさは「ルーメン」で表すのですが、適する明るさは下記の通りです。

明るさの目安
  • 海釣り公園など⇒100~200ルーメンで十分
  • 都市河川⇒200~300ルーメンは欲しい
  • 磯や近くに街灯のない場所⇒400ルーメン以上は必要

ただし、海釣り公園や都市河川であっても、シーバス釣りにおけるベイトチェックが必要な場合は400ルーメン以上が必要です。

明るさや明かりの種類が選べるものがベスト

ボタンを押すごとに照度を段階的に落とせるモデルがあります。もしくは赤い光に変えられるモデルもあります。釣りに行く場合はそういう機能がある方が勝手が良くておすすめです。

隅田川で釣れたシーバス
照らしながらとると写真もきれいに撮れます

なぜなら、とにかく照らしたいような危険な場所もあれば、手元作業では明るすぎると逆にまぶしいため、調節できると便利です。赤い光は魚がいるときなどに有効です。

むやみに水面を照らさない

すでに述べましたが魚は水面が急に照らされるとびっくりして逃げてしまいます。しばらく警戒して食いついてこなくなることもあるため、なるべく水面を照らすことは避けましょう。

他の方がいる場合にはトラブルにもなりますので注意が必要です。

>>>>トラブルを避けるための釣り場のマナーについてはこちら

ただ、シーバスなどの場合、水面を照らしてどんなベイトフィッシュがいるのか確認する場面もあります。その場合、人がいないところや魚が入っていなさそうなところを1回だけ、短時間だけ照らす、といった形で、周囲に配慮することは忘れないようにしましょう。

前述しましたが明るさは400ルーメン以上を推奨です。それより低いと、照らしても何も見えず魚が逃げていくだけで終わることがあります。

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予算別のおすすめの夜釣り用ライト3選

ライトは500円台の某国企業製の安価なライトもありますが、部品が最初から破損していたりと信頼できないものが多いです。そこでそういった心配のない安心して使えるヘッドライトを予算別に3つご紹介します。

1000円前後:GENTOS LEDヘッドライト CP-095D

ヘッドライトはいくつか使用しましたが、安いもので2年以上長持ちしたのはこれだけです。余計な部品がないために破損したり外れたりすることは少ないからでしょうか。

シンプルな割に、白い光は2段階、そして赤い光が1つと広いバリエーションで展開できるのが釣り人としては魅力です。

95ルクスと、価格を少し上げれば120ルクスのものもあります。海釣り公園や隅田川などではこのくらいで十分釣りを楽しむことができます。

3000円前後:ジェントス GT-392D

440ルーメンの高照度のライトが3000円せずに手に入るのはとてもお得です。

ジェントスのヘッドライト

440ルーメン、どんなもんかというと、実際城ヶ島で照らしてみましたが、めちゃくちゃ明るく、「一寸先は闇」状態だった城ヶ島でも安全に歩くことができました

ちなみに、実は私は店頭で3500円くらいで買ったのですが、ネットだと1000円も安い…

や、やられた・・・

赤色LEDがついていませんが、明るさ調節は3段階効きます。これで2500円は破格すぎだろ…。

しかも、頭の後ろに電池入れがついていて、これも光ります。なので、後頭部が光るため、自転車釣行や複数人釣行の方には特におすすめ。

左側のスイッチを押すと
赤く点灯します(もう一度押すと点滅)

1万円前後:冨士灯器 ZX-R370(充電タイプ)

これはまだ買ったことがなく、「あこがれている」ライトになります。

まず830ルーメンと上の2倍近い照度。440でもあんなに明るかったのに、いったいどうなっちゃうの?太陽? レビューでも「明るすぎる」と言われていますね(笑)

とても明るいため、写真撮影やyou tubeなどの動画撮影もはかどることでしょう。

加えて、充電式のため、電池交換のわずらわしさもなく、快適に釣りができること間違いないでしょう。

8000円…買えないこともないのですが、他のモノもほしいし…と少し迷っています。

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ライト次第で釣りのしやすさが変わる

たかがライト、されどライト。

ライト次第で釣りのしやすさは劇的に変わります。なぜなら人間は8割以上の情報を目から得ているからです。

薄暗い中でやったことがありますが、竿を組み立てることだけでもとても時間がかかりました。おまけに、光がなければキャスト時にどこに仕掛けやルアーがあるかを把握するのに苦労したりします。

釣りに直接関係ないのでスマホで済ませてしまおうという人、持っていかない人いると思います。気持ちはわかりますが手返しが全く違いますので是非ともご検討ください。

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