「釣れない」人が多摩川六郷橋下流のシーバスを攻略するためのポイント【2022年版】

関東の河川シーバスで有名な多摩川。なかでも、多摩川シーバスで名高いのは六郷橋ではないでしょうか。六郷橋は、水深も深く、変化のある場所のため、おそらく多摩川で最もシーバスの魚影が濃い場所です。

今回はその六郷橋付近に特化して、攻略の仕方を考えていきます。なお、多摩川全体については次の記事を。釣行記もありますのでご活用ください。

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シーバスの釣れるポイントは六郷橋以下

川崎駅付近(六郷橋)の概要

六郷橋あたりの川崎駅付近エリアは最もおすすめなシーバススポットです。川崎駅から徒歩10分と、アクセスも抜群。足場もコンクリートになっていて釣りやすく、なんと水深は満潮時、10mを超えるところもあるとのこと。橋の付近は明暗がはっきりしていてポイントも絞りやすいのです。

2022年3月現在、六郷橋付近は神奈川サイドも東京サイドも工事が入っていて、場合によっては入れない場合があります。行かれる場合は最新情報の収集にご留意ください。

中流域は堰のせいで、シーバスが遡上しづらいため数が少なく、汽水域のエリアはウェーダーがないと浅くて釣りにならない…という場所が多く、必然的に六郷橋あたりがオカッパリからの多摩川の一級ポイントと言えます。

ただ、あまりにもハイプレッシャーで先行者もたくさんいます。そういう方は東京サイドの六郷水門の当たりや、神奈川サイドであれば鈴木町駅より下流のポイントが釣り場が広く、釣りやすいでしょう。

ちなみにこのあたりはハゼの好ポイントでもあり、バチもよく抜けます。

駅から近く、駐車場も多い

六郷橋は川崎駅から徒歩15分ほどで行けます。京急線を利用する方は川崎で降りず、港町駅で降りれば徒歩5分です。それより下流ならば鈴木町駅がおすすめ。

さらに、川崎駅や鈴木町駅の奥に多くのコインパーキングがあるため、車でも行きやすいです。駐車料金は昼間は2000円以上しますので、ご予算にご注意を。

ちなみに、駐車場のCtoCサービスakippaなら、相場(1500円前後)より500円前後お安く借りられます。先日みたところ、少し遠くなってよいなら500円で借りられるところもありました。予約もできるため、「止められない」自体も回避できてオススメ。六郷橋付近は特に東京サイドに多くの安い駐車場スペースがあります。

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六郷橋付近でのシーバス釣行のポイント

東京サイドがおすすめ

六郷橋付近の川崎側は、広くて入りやすくハイプレッシャーです。ファミリーの散歩やルアーマン以外の釣り人の多くが川崎サイドから竿を出しています。そのせいか、シーバスは東京サイドに居着いていることが多いです。

加えて、魚影の濃さは間違いなく東京サイドです。ボイルの数も違いますし、ベイトも東京サイドに 集中しています。手前側が急な駆け上がりになっているようで、橋脚部以外で釣果が上がりやすいのは東京サイドです。

六郷橋の下。ここから入っていく
六郷橋東京サイド。右上の堰の上は超一級ポイント

入り方は、「多摩川六郷橋緑地野球場」を目指してくればその施設に停められます。ただここは17:00には閉まってしまいます。それでも、近くに1000円しないコインパーキングがたくさんあるため、停められないことはないでしょう。

電車であれば京急の雑色駅から徒歩10分ほどです。

六郷橋より上流部も熱い

六郷橋の上流部、500mほどのところも、開けている割に人が少なく、熱いポイントです。深さは16gのジグヘッドが干潮時に6~7秒で沈むくらいなので、六郷橋ほど深くはないですが、他のポイントに比べると決して浅くはないのがまた良いですね。

入るポイントに注意

下記ポイントは、柵があり、入りやすかったです。ハゼ釣りの方とブッキングしなければのびのび釣ることができるでしょう。撮影日は2021年5月3日で、ボラのジャンプと多くのハクが混在していました。

景色も◎

ハイプレッシャーで難しい

多摩川は24時間空いているため、人気のポイントに何時に行けば入れる、と確かなことは言えません。六郷橋あたりは釣り座も狭く、一級ポイントは大体埋まっています。空いているところで始めて、いいポイントが空いたら入る…といった形でポイント確保をしてみましょう。

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20時過ぎ、すでに二人が近距離に…

ハイプレッシャーなので、シーバスもスレていて相当釣りづらいです。豊洲などで簡単に釣れた手法が全く通用しない、ということもあります。それでも、六郷橋がこのあたりでは一番釣れます。これより上流域はもっと魚影は薄いですし、下流域はウェーダー必須。

やはり、六郷橋が多摩川最大の一級ポイントであることは間違いないでしょう。

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多摩川六郷橋のおすすめルアー

浅い多摩川でも、六郷橋付近はかなり深くなっています。10m以上あるところもあり、メタルバイブが20秒ほどかけて着底するようなところも。

ただ、場所によっては急に浅くなっていたり、障害物があったりするため、ルアーが手前に来たらロッドのティップを上げ気味にして根掛かりを防ぎましょう。

鮎の数が多いためか、よく使われているルアーはレッドヘッド系の色をしたフローティングミノーやシンキングペンシル(シンペン)。多摩川は激スレのため、ナチュラルな泳ぎをするシンペンやリップレスミノーで、なおかつサイズは小さめ(10cm以内)がよいでしょう。

ナイトゲーム

基本的に、ナイトゲームでは、サイレントアサシンを投げ、明るいところと暗い所の狭間をデッドリトリーブ(2~3秒にハンドル1回転くらい)で泳がせます。すると、暗い所にいたシーバスが飛び出てくる…というのを狙います。

ただ、それでも食わない場合はもっとアピール力を落とし、シンキングペンシルを同じようなやり方で使用するのがよいでしょう。

「元祖シンペン」のワンダー。小ぶりでナチュラルな動きを出してくれ、かつ、かなり飛びます

本当なら「スイッチヒッター」をおすすめしたいところですが、あれは重めで沈み込みがち。多摩川では根掛かりが気になるため、上記のワンダーなど浮き気味のシンペンが良いでしょう。

橋脚周りに入れなかった、かつ、風がない(緩い)ときで、流れが緩やか…湖のような水面の時、そしてボイルがあるなどシーバスの意識が上に向いているときはノガレを使ってみましょう(ちなみに六郷橋付近は奥まっていて風も弱い日が多いです。)。

こういう日はグッドコンディションです

ノガレはバチ抜け用のルアーですが、多摩川のような激スレフィールドでは、ベイトパターンの時でも最終兵器として期待ができるルアーです。

下流側に投げてデッドリトリーブで誘います。潜らず、ぷかぷか浮いてすい~っと泳いできます。ルアーらしくないのでほんとにこれでいいの?と不安になりますが、いいのです。

ただアピール力が弱いため、風が強いときは使えません。多少風があって水面が揺れているときは、上流側に投げた後、ただ浮かばせているだけ(緩む糸フケは回収)も有効です。時たま水の揺れで起きる波紋で食ってくることがあります。

デイゲーム

デイゲームではバイブレーションなどで探っていきます。よく多摩川はスレているからバイブレーションは向かないといっている人を耳にしますが、そんなことはないと思います。私は鉄板バイブでヒットさせた経験があります。試してもいないのにこれはダメだと、決めつけてかかると思わぬチャンスを逃します。

具体的な狙い方ですが、まずはバイブレーションを投げてみて探っていき、反応がないようであればワームに切り替えたり、テトラ際を狙ったりします。

テトラ際については、鈴木町を出て川崎河港水門より下流に下っていくと写真のように広いテトラ帯が広がっています。こういった場所にシーバスは居着いています。デイゲームではこういうところ狙うとよいです。

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ここにワームバイブレーションをジャーク(ワインド)させるとよいです。特に水が赤っぽく濁っているときは緑色のメタルバイブなどで狙うのがおすすめ。デイゲームと言えば、コアマンのVJ-16。メタルバイブを使用される場合はくれぐれも根掛かりにお気を付けください。

先ほど吹き出しで述べた「コアマンのIP」の色は上記のイワシゴールドです。暖かい時期で水が赤く濁っているときに食いがいいようです。

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まとめ:難関の多摩川を是非攻略してください

多摩川は本当に難しい川で、釣れないからか、動画などもあまり見ません。しかし、Twitterなどでは時たま釣果を上げている人を見ます。だから通えば必ず釣果は上がります。

特にご紹介した六郷橋付近は地合いの時にはボイルの頻発する、最もワクワクするポイントの一つ。水深があり、根掛かりトラブルも少ないため集中して釣りをすることができます。

ここで釣果を上げることができれば、他のポイントも簡単に見えるはず…? 是非六郷橋の攻略に挑戦してみてください!

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