ルアーロスト予防方法と、回収率の高い根掛かりルアーの回収法

ルアーロスト回避糸のお祭り

私が「釣り、うまくなったかも」と感じたのは大きな魚を釣ったときではなく、実は、ルアーロストの回数が極端に減ったときです(苦笑)。

ルアーロストがなければ、「なくすかも」という恐怖もなくなり、釣り本来の要素に集中できるようになります。つまり、ルアーロスト対策は釣りレベル向上の必須条件です。

しかし、なくしたくてもなくせないのがルアーロスト。上手になっても完全になくすことはできませんが、それでも対策次第で相当量のルアーロストはなくすことができるのです。今回はそんなルアーロストをしないための対策と根掛かり対策を解説します。

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ルアーロストの原因

ルアーロストはどうしようもなくしてしまう場合もありますが、初心者ならではの「あるある」な原因もあります。代表的なものは次の3つです。

初心者あるあるなルアーロストの3つの原因
  • ラインが緩んでいる
  • ラインの傷に気が付かない
  • 慌てる

原因1 ラインが緩んでいる

キャストコントロールが安定しておらず、ルアーが野球でいうフライの状態になって糸が多く出るとか、風が強くて気が付かないうちにラインが多く出てしまって、それ自体がバックラッシュの原因になることが初心者には多いです。

バックラッシュしたラインとリール
バックラッシュ

バックラッシュの解消や出過ぎた糸ふけの回収をしている間にルアーがボトムに落ち、根掛かりをしてしまうと言ったことは初心者にとても多いです。

原因2 ラインの傷に気が付かない

PEラインは何気なく岸壁に触れたとか、スプールに誤って爪が当たるだけでも傷つくことがあります。傷ついていることに気づかずにキャストし続け、ルアーだけが飛んでいくということは、よくあります。

原因3 慌てる

これが最大の原因です。キャスト前に後ろを見ておらず、木の枝にひっかけて慌てる、キャストミスが起こって慌てて回収するためにラインを見ておらず、ブレイクする…

こうしたことは落ち着いてキャストできていないことから発生します。

どれも思い出すだけで寒気がする原因ですが、逆に原因がわかれば、対処法もあるということ。対処するようにしてからは、私はめったにロストしなくなりました。では、4つの対処法についてみていきましょう。

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ルアーロストを防ぐ4つのポイント

ルアーロストはどうしようもない場合もありますが、対策次第でぐんと減らすことができます。
それでは、ルアーロストを防ぐための4つのポイントを見ていきましょう。

ルアーロストを防ぐためのキャスト時4つのポイント
  • フェザリングを忘れない
  • キャストの手順を確認する
  • キャスト前に情報を集める
  • キャスト前にロッドとラインの状態を見る

ポイント1 フェザリングを忘れない

キャスト時にフェザリング(ベイトリールは「サミング」)をすると、原因1で取り上げたラインの緩みや絡みをほとんど防止できます。
フェザリングとはキャストしてすぐにリールに指を軽く沿えて、糸が必要以上に出ないようにするテクニックです。

ベイトリールの場合はサミングしないと100%バックラッシュを起こすので必須ですが、スピニングではフェザリングはしなくてもいい「応用的技術」のように言う人もいます。
しかし、サビキ釣りならともかく、キャストがメインのルアー釣りではフェザリングも絶対に必要な基本技術です。ルアーロストもラインロスト(トラブル)も格段に減り、お財布にも優しいです。

ポイント2 キャストの手順を確認する

初心者によくあるのは、キャストした後、根掛かりを恐れ、慌ててしまうこと。しかし、慌てるとかえってルアーの回収までに時間を要し、根掛かりの原因になります。

慌てないためにはキャストからルアー回収までの手順を事前に確認しておくことが効果的です。

手順の例
  1. 周囲を見て振りかぶった時に障害物がないか確認
  2. キャスト先を見て、狙ったところ以外に障害物がないか確認
  3. 投げたらフェザリングをする準備をする
  4. 落ちた瞬間に行う動作を確認する

海を見ると興奮してとにかく投げてしまうのが釣り人のサガですが、キャストの前にいったん冷静になって落ち着いて「どこに投げて、どうルアーを引いてくるのか」をイメージしてから投げましょう。

ポイント3 キャスト前に情報を集める

慌ててしまわないよう、事前に周囲の情報を集めましょう。

例えばキャスト範囲に障害物や人がないか

周囲の茂みに気づかず、振りかぶった時に引っ掛かる…というのを私はよくやりました。周囲に人がいないかも含めてしっかりしましょう。

例えば下記では上の部分に仕掛けがかなり引っ掛かっていました。キャスト前に見ておかない人が多い証拠です。
公共物にルアーをひっかけるとロストの問題だけでなく、釣り禁止の恐れもありますので注意しましょう。

また、海中の情報(ゴミの浮遊の有無、海底の根の深さ)もできるだけそろえましょう。事前に海中の情報がわかる釣り場もありますが、心配であればダイソーで売っている100円のメタルジグにフックなどを外し、海中の状態を探るのもありです。

ポイント4 キャスト前にロッドとラインの状態を見る

毎回とはいかなくても、ロッドとラインの状態はよく見ましょう。

特にショックリーダーは手で触って傷がないか確認しましょう。また、ルアーとショックリーダーの接続部分は傷つきやすいので要チェックです。ロッドはガイドの部分に糸が絡まっていないか確認します。風が強かったり雨の日は絡まっていることがよくあるので要注意です。

これについいてはKガイドといわれる、ラインが引っ掛かりにくいガイドを搭載したロッドを購入すると心配が減ります。Kガイド搭載ロッドについては下記記事もご覧ください。

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根掛かり時にやるべきこと

キャストにどれだけ注意をしても、海底の状況によって根掛かりをしてしまうことは必ずあります。

その場合、まずは落ち着いてください。慌てて辺に力を入れてしまうとロッドがポキっと行くことがあるのです。そのうえで、2つの方法をご紹介します。

①ラインを緩める→引っ張る を繰り返す

まずは、ラインを緩め、しばらくすると引っ張る、を繰り返してみてください。

意外とこれで抜ける場合があります。

ただ、引っ張り方は「ちょん、ちょん」レベルです。あまり強く引くとロッドやリールの破損の原因になるため注意が必要です。

②ラインを手で引っ張る

竿を置いて、ラインを手で手繰り寄せるだけ。指では痛いので掌の部分に巻き付ける形が良いです。また、思わぬけが防止のため、手にはなるべく手袋か、タオルのようなものを巻くようにしましょう。

手が痛くて困る~!という方は、カラビナキッターを常備しておくのもおすすめ。低額でしかも持ち運びに便利なのでタックルボックスに気軽に忍ばせておけます。

実はこれ、驚くほど回収率が高いのです。肌感覚ですが、ボトムの海藻にフックが引っ掛かる形の根掛かりであればほぼ100%の確率で取れます。ゴロタの場合も相当特殊な場合でない限りは普通に引っ張るよりも回収率が高いです。

根掛かりが取れてもすぐに別の海藻などに引っかかってしまうので、すぐに竿に持ち替えず、根掛かりしないエリアまで手繰り寄せるのがコツです。