沖堤防に必要なルアー5種と釣果を上げるポイント

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魚影が濃いのが沖堤防。ですが、それでも備え無しで行けばボウズも十分あり得ます。せっかくお金払って行ってボウズというのは悲しいもの。

沖堤防でボウズにならないための決め手はルアーでしょう。魚影が濃い分、釣れない理由は「シーバスがいない」可能性より「ルアーがあっていない」可能性を考える方が合理的です。

ただ全種類そろえていくのは金銭的に厳しい部分もあります。そこで、沖堤防に行く人は絶対にもっていっているルアーを5種ご紹介します。私はもちろん、周囲の方、You Tuberなど、必ず持っているのを確認できる5種です。ひとまず、この5種は必ず持っていき、あとは状況やベイトに合わせいくつか自分なりのルアーをセレクトしましょう。

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沖堤防で絶対に欲しいルアー5種

鉄板バイブレーション

絶対に外せないのは鉄板バイブレーションです。広く、ポイントが絞りづらい沖堤防においてハイアピール力の鉄板バイブは欠かせません。また、基本的に十数メートル以上の深さのある沖堤防では、効率よくボトム付近を探れるルアーとしても重宝します。

私は着いたら第1投目は必ずメタルバイブを選択します。

オススメは、「デイゲームはコアマン」おなじみにコアマンIP-26。色は東京湾であればイワシゴールドが正義です。ただ、水が澄んでいる時などに備え、青+シルバー系なども持っていくと安心です。

コアマンは値段が張るため、お財布的に心配な方は、リアルスティールなどの比較的安めの鉄板バイブを使用しても十分釣果は期待できます。

ダイワ『リアルスティール』ライムチャートコノシロ 26gの釣果

VJ-28、VJ-22

同じく「コアマン」のVJシリーズは絶対にもっていきたいルアーです。ワームなので全層を効率よく探れるだけでなく、何よりも圧倒的に釣れることが選出理由です。

全員が必ずVJを持参していますね…。私もお守り代わりに絶対に持っていきます。

コアマンVJ(VJ-16)については別記事で釣り方等書いてありますので合わせてお読みください。

沖堤防のVJで違うのは16gではなく、22gや28gなど、重いジグを選択する点。なぜなら、沖堤防は広いため飛距離がより重要になってくるから、そして、水深があり、効率よくボトムを探る必要があるからです。

もちろん、イワシなど、ベイトフィッシュのサイズが小さそうなときなどは16もバリエーションとして持っていっても差し支えないです。

ブローウィン

沖堤防ではVJかブローウィン」と呼ばれるほど有名なのがこのルアーです。一見普通のリップ付きミノーに見えますが、飛距離が群を抜いて違います。とにかく飛ぶのです。

こんなに軽いミノーなのになんで飛ぶの?!と衝撃を受けました

そして、ジャークしたときのルアーの動きは、見てもらえるとわかりますが、リアルなベイトフィッシュの動きとそっくり。この変則的な動きが、表層中層のシーバスはもちろん、フローティングルアーながらボトムにいるシーバスの食いまでをも誘います

開発者のBlue Blue 村岡昌憲氏曰く、澄んだ水なら数十メートル下にいるシーバスも誘えるとのこと。

オススメはタダ巻きもよいですが、やはりジャーキング。ただ、青物を狙うメタルジグのワンピッチジャークよりは若干緩めの速度。1秒間に2回竿を振るくらいのペースが良いようです。

セットアッパー(125~)

セットアッパーの125mm以上のルアーを見ると、シーバス釣りを始めたばかりの人なら「こんなでかいルアーが釣れるの?」とびっくりしますが、釣れるルアーがこれなんです。

「大きいルアーはダメ」という先入観が一番ダメだなとこのルアーで学びました。

ロングビルミノーといって、リップが異様に長いのですが、これが水を受け、かなり深いところまで潜ってくれます。しかも、ほぼ一定層を泳いでくれます。斜めになってしまうバイブレーションとの違いはここ

シーバスは、斜めに上がっていくルアーよりも平行に泳ぐルアーの方が反応がよい。特に活性が低いときはおすすめ。泳ぐレンジは言うと中層になります。表層とボトムはほかのルアーでよく探れるのですが、中層が意外と探れていないということが多く、トップでもボトムでもパッとしないときに使うと爆釣!ということがあります。

特にその大きさから、ベイトがイナッコやコノシロの時が最適

開発者の小沼正弥氏によると、硬いロッドなら100m近く飛ぶとのこと。ただしこれ、正しくキャストした場合の飛距離です。キャストフォームがブレると、ルアーの姿勢がおかしくなり、風の抵抗を受けてあまり飛びません。キャストには少し気を遣うルアーですが、青物もよく釣れるらしいので、沖堤防へは持っておきたい一本です。

ワインド系ワーム

ワームはどこに行く場合でも必ず持っておきたいルアーの種類ですが、特に沖堤防に行く場合はアピール力の高いワインドができるワームをおすすめします。

タダ巻き+ワインドで釣り方に変化が出て飽きづらくなるメリットもあります。

ワインドについての詳しいやり方はコチラ。

ワームはナチュラルな動きが売りですが、鉄板等と比べてアピール力に劣るのがネック。そのため、激しいジャーキングを伴うワインドをすることでシーバスのスイッチを入れます。

VJでも代用できますが、テーリング(フックがリーダーやワームに絡んで使えなくなる)が頻発しますので、通常のジグヘッドに刺すか、ワインド専用ジグヘッドなどを使用することがおすすめ。

VJについているワーム「アルカリシャッド」との併用で考えるなら、コアマンのアルカリダートがよいでしょう。

アルカリダートをワインドさせて釣れた沖堤防シーバス

一方、ガチでワインドがしたい、ということなら、Blue Blueのニンジャリが飛距離も出るしワインドもしやすいワームとしておすすめです。

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沖堤防釣行のポイント

おすすめのルアーを紹介しましたが、共通して見て取れるのは「飛距離がある」「幅広いレンジを探れる」「アピール力が高い」ということ。どうしてそのようなルアーが必要なのか、これを理解することで沖堤防攻略はぐっとしやすくなります。

最後に、沖堤防で釣果を上げるためのポイントをご紹介します。

デイゲームでオープンウォーター

沖堤防はデイゲームになります。夏場は「夜便」があることがありますが、基本はデイゲーム一本です。また、オープンウォーターで複雑なストラクチャーはないです。

このような場合、どちらかというと周辺海域を回遊しているシーバスをアピールの強いルアーで釣るのが定石。東京湾のシーバスはスレていて、鉄板バイブでは釣れない、とにわかに言われていますが、そんなことはないです。むしろ鉄板バイブは第1投目のルアーとして使えるほど有効なルアーです。

まずは鉄板バイブで深めのレンジを探ってみて、反応がないようならワームやセットアッパー、ブローウィンなどと手を変えてみる、というやり方がよいでしょう。

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諦めなければ答えてくれるのが沖堤防

首都圏、特に多摩川などの激渋フィールドなら、1日なんのアタリもない、ということは日常茶飯事です。

しかし、魚影の濃い沖堤防なら、回遊してくるシーバスも多いため、いろいろなルアーを試し、アクションやレンジ、ポイントを変えていくことで何らかの反応が得られるはずです。そう、沖堤防は諦めなければ答えてくれるのです。

せっかく船に乗ってまで行くのですから大きな魚をたくさん釣りたいですよね。皆様の爆釣を祈念しております。

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