真鶴の初心者向け釣り場「番場浦海岸」釣り場の情報【2023年3月版】

真鶴半島といえば釣りの聖地。イカ釣り(エギング)はじめ、浮きフカセやルアーなどでも様々な魚を釣ることができます。

しかし、天然の地磯が多く、都心からも遠いため情報が少なく、攻略が難しいのが真鶴半島です。初心者でも安心して釣りをするとすれば『番場浦海岸』がおすすめ。入りやすく、釣れるのです。

この記事では真鶴半島の釣り場の情報と、初心者でも入りやすい番場浦の釣り場情報について解説します。

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真鶴半島の釣り場

真鶴半島は、神奈川県の小田原よりもさらに西に位置し、自然豊かな観光地として有名です。半島全体が豊かな磯場になっていて、都心からも遠く人間の干渉が少ないため魚種も豊富です。昔から釣り場として有名ですが、特にイカ釣り(エギング)でよく名前が挙がる場所です。

真鶴はほとんどが立入要注意な釣り場

真鶴半島は広大で多くの釣り場があります。でも、私有地で立ち入れないか、ほとんどが険しすぎて入れないか、入るのに体力や技術のいる危険な釣り場が多いです。

釣り場場所入り方
釜の口真鶴半島北側熟練の登山技術が必要
ガンダーラ真鶴真鶴半島北側私有地のキャンプ場で立入禁止
三ツ石海岸真鶴半島最東端スパイクシューズと
ウェーダーで泳ぐ必要がある
亀ヶ崎真鶴半島南側熟練の登山技術が必要
榊下真鶴半島南側熟練の登山技術が必要
黒崎真鶴半島南側熟練の登山技術が必要
高浦真鶴半島西側ホテルなど私有地で立入禁止

これだけの釣り場がありながら、初心者が気軽に入れるところがありません。

未経験の方が単独でこういった地磯に入ることは危険です。止めましょう。

番場浦海岸が最も気軽に入りやすい釣り場

広い真鶴半島の中で唯一入りやすい初心者向け釣り場がこれから紹介する番場浦(番場浦海岸)です。

駐車場に止めた後、かなり下まで降りる必要がありますが、舗装された海岸が使え、磯も通常のスパイクシューズで十分安全に渡ることができます

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番場浦海岸の概要

番場浦海岸は真鶴半島の中の海岸の一つ。磯が広がり、多くの釣り人が訪れる一方、大変きれいな海岸であるため、シュノーケリングはもちろん、磯遊びなど観光目的で訪れる方も多くいらっしゃいます。

番場浦の駐車場

駐車場は真鶴半島そこかしこにあります。一番近い駐車場は2019年に前払い1000円になりました。

上記の「真鶴駐車場」の表示は駐車場の入り口部のことで、駐車場所そのものは上記航空写真で見て、そのすぐ南にある空き地になります。

そして、上記の一番近い駐車場から2~3分ほど階段を上ると無料で停められる県営駐車場があります。ただしこちらは早めに埋まりますので注意が必要です。

ほかにもケープ真鶴の駐車場など選択肢はたくさん。場所を選ばなければ停められなくて困ることはなさそうです。

(県営)駐車場からの行き方

無料の県営駐車場からは『番場浦遊歩道(下記写真)』を下っていくと、最初に紹介した真鶴駐車場にでます。

番場浦遊歩道
番場浦遊歩道入り口

駐車場の南側にさらに下記のような番場浦海岸への入り口がありますので、あとは階段を下っていくだけ。階段は滑りやすく、段数も多いのでご注意ください。

番場浦海岸入り口
番場浦海岸入り口

降りていくと、番場浦海岸が広がります。写真は階段降りてすぐの場所。この辺は浅く波も低いため、海水浴やシュノーケリングをしている方が多いです。釣りはしづらいですので、右もしくは左(ルアー釣りの場合は左)に行くことになります。

番場浦海岸

トイレ

番場浦海岸には海岸に降りたところに1か所トイレが設置されています。ほぼ野ざらしのため、あまりきれいではありませんが、基本崖の上に設備が整備されている中で階段を上らずにトイレに行けるのはありがたいところです。

場所で言うとここです。

また、崖を登ればそこかしこに公衆トイレが整備されています。こちらは真鶴半島に入ってすぐのところ。古民家のような佇まいですが、トイレです。

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番場浦海岸でルアーで釣れる魚と釣り方のポイント

ヒラスズキ

番場浦海岸は磯であるため、荒れてサラシができているときはヒラスズキが釣れます。

ただ、ヒラスズキが釣れるようなサラシがありある程度深さのあるポイントはウェーダーを着ていかなければならないところばかりです。

青物

5月ごろになると国府津海岸ではイナダなど、青物が回ってきますが、それよりも南に位置する真鶴半島もまた、青物がよく回ってくる場所です。

こちらはヒラスズキとは別で、沖に岩などのない潮通しのよいところからメタルジグやワーム、バイブレーションなど遠投性能の高いルアーを投げると釣れます。

番場浦海岸産イナダ。使用ルアーはVJ-16
番場浦海岸産イナダ。使用ルアーはVJ-16

ただ投げるだけでなく、潮目などの変化をつけたり、ジャーキングをするなど変化をつけるとよいです。

イカ

真鶴半島はエギングの聖地と呼ばれています。春や秋のハイシーズンには多くのエギンガーがロッドをしゃくっているのを見ます。

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番場浦海岸のポイント

おかっぱりからだと限られる

番場浦海岸は地磯なだけあって、磯が不規則に飛び出ている地形です。深いところもあれば、浅いところもあり、ウェーダーを着なければよいポイントまではいけません

階段降りて左に少し行くと見えてくる飛び岩

オカッパリからだと、真鶴岬の北側に行くか、階段降りて左側にある飛び岩(上記写真)しかありませんが、狭いため、休日では朝早く来ても、既に埋まっていることが多いです。

しかし、潮通しはよいため、よいポイントさえ取れれば釣果は期待ができるところ。しかも水はキレイなので魚は旨いです。

ウェーディングできれば無敵

ウェーダーがあれば、番場浦の先の三石のほうまで行けるため、ポイントには困らないでしょう。ただ危険が伴うため必ず装備は万全にし、二人以上で釣行することが鉄則です。

神奈川東部や東京からのプチ遠征で来られる場合は釣り場の確保が微妙なため、注意が必要です。

フカセ釣りが最も無難

番場浦は回遊するための広い場所や荒い根も気にならないウキフカセ釣りなら、逆に釣りやすく、また魚影も濃いため無難な釣りでしょう。

メジナなどでの実績が高い釣り場です。ルアーの場合は降りて左側に行くしか選択肢はないですが、ウキフカセなら右側にもポイントが豊富に広がっています。

降りて右側

写真はルアーでもできそうな地形に見えますが、近くによると足元にごつごつした根が突き出ていて、ランディングに不向きなため、ルアー釣りができる場所はかなり限られてしまっています。

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観光がてら行ったときに下見してみては

番場浦海岸は低くて入りやすいですが、本格的にやるにはそれなりに装備が必要な場所です。

一方、真鶴半島は神奈川県の中でも有名な観光港町。観光がてらに行ったときに下見してみてはいかがでしょうか。

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