ワスプスラロームという神ルアーをご存じですか?
『デイゲームのVJ、ナイトゲームのワスプ』と言われ、シーバスのエサ、と言わせるほど、釣れるルアーです。
ワスプスラローム80sが新スズキのエサで間違いがない出来事が。今日もワスプで2ゲットした後、帰りに別の橋脚で投げていたアングラーさんに声をかけると、3時間いろいろ投げて全然だと。もうあがるんでどうですか?と言われたので試しにワスプを投げた1投めでヒット❗バラシましたが、ワスプすごい‼️ pic.twitter.com/KJFsxe0kyp
— まっちゅー (@matsuu_t) October 27, 2021
とにかく釣れる! ということで昨年くらいからにわかに人気を集め、今ではどこに行っても売り切れのたまごっち状態。
でも、これ、わざわざワスプじゃなくてもいいんじゃないの? と思うこともあります。そんな、ワスプの代わりとなるルアーをご紹介します。
ちなみに、同じ秋冬で使いやすいローリング系ルアー『コスケ』も要チェックです!
ワスプスラロームの詳細
ワスプスラロームはナイトゲームでとにかく釣れる
ワスプスラロームは、pick upというメーカーから出ているシンキングペンシルです。スラロームという緩いS字を描いて泳ぎます。バイブレーションのようにブルブル震える「ウォブリング」とは異なるために、スレたシーバスにもよく効きます。
結構な人が秋の河川シーバスでは必ず使用しています。
ということで来ました!笑
— 釣りをするすずき (@fishandugio) October 22, 2021
ワスプスラロームで1投でヒット!
そしてバラし!!
令和のバラし王!!!!!!!! pic.twitter.com/mZPcIRCHOJ
秋冬だけでなく、5月のGWでも使用しましたが普通にヒットします。ローリング(クルクル回る系)やウォブリング(ブルブル震える系)ルアーに反応がないときのルアーとして使用すると変化をつけられてよいですよ。
ワスプスラロームは冬にも使える
ワスプスラロームは80s(8cm)と50s(5cm)の2サイズ展開です。食わなくなる厳寒期などには50sに持ち替えるとよく釣れます。
特に3月以降クルクルバチと呼ばれるバチパターンでよく釣れます。そのほか、ハクなどが泳ぎ回るマイクロベイトパターンのときには50sがドハマりしますので、冬が苦手な方はぜひ試してみてください。売っていればね・・・
品薄のワスプスラローム
と、激推ししましたが、冒頭の通り、このルアーは売ってないのです…。
ワスプスラロームが売ってない…
ワスプスラロームはもともと釣れるとベテラン釣り人界隈では有名なルアーだったみたいですが、このルアーの監修者でプロシーバサーのオヌマンこと、小沼正弥氏が自身のyoutubeチャンネルを解説し、紹介したために完全に火がつきました。
エサ、とまで言われており、品薄どころではない、「売っていない」レベルです。さすがはオヌマン!ですが、もっと増産してくれ…
ワスプスラローム生産中止疑惑について
以前、ワスプスラローム80sは公式WebもAmazonも記載が無くなり、生産中止が噂されていました。しかし、2021年末、メーカーのpick up(社長小沼氏)に確認したところ、「生産自体は行っているが納期が遅れている」とのことでした。
実際に2022年5月、大型の釣具屋さんでワスプスラロームが販売されているのを発見しました(買いました)。
2023年2月中旬にも入荷があったようです。つまりは本当に品薄なのでしょう。釣具屋に地道に通っていればいつか手に入るかもしれません。
でも、そんなに行けないよ/待てないよ・・・という方は下の記事もご参考にしてください。
ワスプスラロームの代わりになるルアー3選
売っていないワスプスラロームですが、とにかく釣れるので、似たようなコンセプトのルアーは今では多く発売されています。そこで、以下の点に絞り、「売っていないワスプの代替」となるルアーをご提案します。
エアー・オグル
「カウントダウン」で有名なラパラが作るスラローム系ルアーがこのエアー・オグル。
めちゃくちゃでっぷりしていて、85㎜というサイズで28gもあるのでとにかく飛びます。重いのでボトムを効率的に探りやすく、表層で反応がないときなどに使えますね。
ただ、この重いがネック。緩く巻きすぎると着底して根がかるリスクがあります。ゆっくり引いてこそ真価を発揮しやすいスラローム系ルアーではちょっと気になる点。
最適なリトリーブ速度などがまだわからないビギナーには取り扱いが難しいかもしれません。
ジグザグベイト
ジグザグベイトという名前がとてもかわいらしいこのルアー。その名の通り、ジグザグとS字スラロームを描いて泳いでくれるルアーです。
シルエットはワスプスラロームによく似ていて、重量も軽いルアーです。
ワスプと同じ不規則S字スラロームで、スレたシーバスも食いついてくれます。公式Webでは止水域でもよく使える!とありますが、やるならストラクチャーなどがある湖沼、もしくは狭い河川を推奨します。
リバーシーバスベテランも激推しですが、あまり知られていないので常に製品は確保でき、価格もワスプの定価より安く1700円強とお財布にも優しいですね。
難点…と言えるかは微妙ですが、ワスプよりは飛距離は出ない印象です。ただ、河川のような狭い場所で、かつキャストに気を付ければあまり気にならない点です。
鶴見川。ジグザグベイトでバラシた…
— 釣りをするすずき (@fishandugio) September 5, 2022
そんなに緩くしてないドラグが出たことで、ルアーロストを恐れてフッキングやら何やらが甘かったのが原因。
自信を持ってやり取りできるタックルセッティングが大事って言ってた村岡さんを思い出す(しみじみ)。
こういう場合って場所変えた方がいいのかな? pic.twitter.com/x9FCxs8TO6
レイジーファシャッド
定番のダイワのルアーです。ファシャッドはジョイント付きの「ファシャッドJ」が有名なので間違えないようにしてください。
こちらはワスプスラロームのようにS字スラロームを描きながら、水流の変化などで独特のチドリアクションを生んでくれるため、タダ巻きでも釣りやすいです。
ただ、スローリトリーブの場合はスラロームからローリングアクションに変化してしまうため注意が必要です(どこからローリングになるかは実際に釣り場でアクションの違いを観察してみてください)。
ネガティブ要素のように書いてしまいましたが、シーバスはローリングアクションも大好き。特に活性が低いときなどに威力を発揮します。
したがって、前日の急な雨などで水温が急低下して、活性が低いようなときはゆっくり引く、活性の高いときは早巻きでスラロームで食わせる…と戦略を使い分けることができます。
ワスプが売ってなくても諦めないで!
今回調べて気づいたのですが、スラローム系ルアーは非常に種類が少ないです。
その分シーバスも、スラロームの動きに慣れていないのでスレているフィールドでも効果を発揮しやすいでしょう。特に秋冬の釣行では重宝すると思いますので、ぜひ1種類はタックルケースに入れておいてほしいですね。
でも、うわさは聞いていたのにこんなに高いのでは…とあきらめそうになりますが、他にもスラローム系ルアーは存在するので是非諦めないでください!