シーバス釣りのリールはローギアとハイギアどちらがいい?

【この記事にはプロモーションが含まれることがあります】
【この記事にはプロモーションが含まれることがあります】

シーバス釣りにおけるリールで迷うのがギア比ですね。

ローギア(ノーマルギア)とハイギア、そして最近はエクストラハイギアというものも出ています。わかったような、わからなかったような状態の人も多いのではないでしょうか。

ローギアとハイギアの違い、そして、シーバス釣りにはどれが良いのか、ご紹介します。
ちなみに最初に結論をいうと、「最初はハイギア使っておけ!」です 

スポンサーリンク

リールのギア比とは?

リールのギア比とは、言ってしまえばハンドル1回転に対して、何mの糸を巻き取るかを指します。ギア比が高いほど、糸巻量は増えます(4より5の方がハンドル1回転でより多くの糸を巻き取る)

ハンドル操作の速さによりますが、ギア比が高い(=ハイギア)ほどルアーを速く泳がせやすくなります。

実際にはリールの説明書などに書いてありますので、確認してみましょう。計算式を知りたい人は以下の通りです。(計算なんていい、という人は無視して大丈夫です)

ギア比と糸巻量の計算方法

スプールの直径×円周率(3.14)×ギア比=大体の糸巻量
【解説】
スプール1回転の糸巻量はスプールの直径×円周率。
一方、ギア比 A というのは「ハンドル1回転に対してスプールがA回転する」の意。
ギア比 5 なら、ハンドル1回転でスプール5回転。⇒上記の式になる。
ややこしいですね。しかも厳密には糸が巻かれてる分直径は大きくなるのでもう少し糸巻量は増えます。覚えないで説明書を見たほうがいいです(苦笑)

ハイギアとローギアの糸巻き量

ここからは、シーバスのリールでよく使う2500番から3000番でのギア比を使用します。

ギア糸巻き量(ハンドル1回転)
ローギア75cm~80cm
ハイギア90cm前後
エクストラ(EX)ハイギア95cm~1m
メーカーによって異なるため、性格にはカタログの仕様を見てください。

ローギアは「ロー」の文字の通り、糸巻き量が少ないです。そのため、ゆっくりとしたルアーの動きが得意です。逆にハイギアやEXハイギアは1m近く巻くものもあります。そのため、速くルアーを動かしたい場合に向いています。

商品によって微妙に異なり、ローギアで90cm近く巻くものなどもあります。
とりあえず覚えるべきはこれです。

ハイギアほど、1回で巻ける糸の量が多い!

だから、ハイギアほどルアーを速く泳がせやすい!

ローギア・ハイギアのリールのメリット・デメリット

ローギア・ハイギア、それぞれのリールのメリットとデメリットは以下のようになります。

ローギアハイギア
メリット巻き感が軽い
ナチュラルな動きを出しやすい
手返しがよい
大きな魚とのやり取りが楽
デメリット手返しが悪い巻き感が重い
ナチュラルな動きを出しにくい

例えばハイギアは自転車で言うギア5や6の状態。ギアの数字が増えると、1漕ぎの重さが重くなりますよね?
これと同じように、ハイギアほど巻き感は重くなります

自転車

しかし、ハイギアは速く糸が巻けるため手返しはよくなります。例えばミスキャストをして回収して次に投げる…というまでのスパンが短くすむのです。これ、1回あたりの時間削減量は少ないですが長期間釣りする場合の差は無視できないですよ。

一方、ローギアは巻き感が軽いので長時間の釣行や女性、子供が扱う場合などはハイギアと比べ楽。スローリトリーブが求められるナイトゲームや冬の釣りにも有利です。

スポンサーリンク

シーバス釣りで最適なリールのギア比

シーバス釣りのギア比はどれがいいのでしょう? 

これは、こだわりがないなら、最初はハイギアリールがよいでしょう。以下、その理由をご説明します。

ハイギアのリールが流行中

シーバス釣り、というか、釣り全般で今はハイギアが流行しています。理由は、ハイギアは、ローギアでできることはカバーできるからです。

例えばローギアで速く巻くのは大変だけど、遅く巻くのはハイギアでもできます。ローギアでは早巻きで苦労しますが、ハイギアで遅巻きするには、ローギアよりゆっくり巻けばよいだけです。

したがって、これからリールを一つだけ買う、となれば、ハイギアを買うことをおすすめします

とはいえ、慣れないと遅く巻くことが難しいことがあります。ナイトゲームなどでは困るかもしれません。その場合、ダブルハンドルにすると、こまめに回せてよりナチュラルな動きを出すこともしやすくなります。

ダブルハンドル

ナイトゲームなどではローギアリールも選択肢

ほぼナイトゲームにしか行かない方や河川など狭いところでより多く釣りをする場合は、ローギアのほうが釣果に結び付く可能性があります。

なぜなら、ローギアを1秒間でハンドル1回転すると、ちょうどシーバスが口を使いやすい速度になるからです。

秒速80cm前後のルアーの速度がシーバスが最も口を使いやすい速度と言われています。ローギアの1回転と同じですね。

ハイギアやエクストラハイギアだと、これが0.8回転とか、0.5回転とかになってわかりづらいですよね。最初は苦労するかもしれないです。

隅田川で釣れたシーバス

さらに、ハイギアでいくら遅く巻こうとしても、魚をばらしたり、時合が来ていたりすると気持ちが高まってついつい早く巻いてしまいがちになります。ローギアであれば、そういった精神状態でも早巻きになりにくいことはメリットになるでしょう。

スポンサーリンク

ハイギア・ローギアを使い分けよう

ハイギアリール、ローギアリール、結局どちらが絶対的に良いということはあり得ません。

いろいろと書きましたが、ローギア・ハイギア、どちらも一長一短です。プロでもハイギアを推す方やローギアを推す方様々います。

私の場合、一般的な傾向と違い遅く巻く傾向があるのでローギアではなくハイギアを使いますが、早く巻く傾向のある人はローギアのほうがよいかもしれません。

このような自分の特性に加え、シーバスの活性や、使いたいリールによっても使い分けるとよいでしょう。

ハイギア・ローギアの使い分けができれば釣りは一層楽しくなりますが、リールのギア比が適切ではなかったといって、壊滅的に釣れないという事態にはなりません。あまり深く考え込まず、ご自身の釣りスタイルや予算感に合わせ、そろえていくとよいでしょう。

タイトルとURLをコピーしました