シーバス釣りの「ライン」の選び方

ルアーとアングラーをつなぐ「ライン」。道糸とも呼ばれますが、釣果にかなり影響するタックルの一つです。

ラインは釣りものごとに材質と太さなどを変える必要があり、少し複雑です。今回はシーバスルアー釣りにおけるラインの選び方について、最初に揃えるべきラインがわかるようお送りします!

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ラインには3種類ある

ライン(道糸)はその材質で区別をします。主に3種あり、ナイロンライン、フロロカーボンライン、PEラインとあります。

それぞれ材質がナイロン、炭素繊維、PE(ポリエチレン)と違っていて、PEラインは細いポリエチレンの糸を4~12本編んで作られています。

シーバスルアー釣りでは主にPEラインを使います。これにはいくつか理由があります。

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シーバス釣りでPEラインを使うワケ

シーバスタックル

上記の図の通り、シーバスルアー釣りでは、ラインはPEラインを使用するのが一般的です。太さは違えど、ルアー釣りにPEラインを使うのは共通しています。そのワケは以下の2つの理由からです。

飛距離

PEラインは細いのに、引張り強度が大変強いという特徴があります。そのため、PEラインが開発されると、従来のナイロンラインよりもとても細いのに、60cmを超える大型のシーバスともやり合うことが可能になりました。

60cmのシーバス
PE0.8号でやり取りした60cmのシーバス

細いラインでよいため、軽く、空気抵抗も減ります。そのため、飛距離が段違いなのです。

広い海をなるべく遠くから探る方が釣れる確率が上がります。このため、シーバス釣りではPEラインが使われています。

耐久性

ナイロンラインは劣化が早く、1か月に1回は交換しないと、切れたり巻き癖がついたりしてしまいます。

しかし、PEラインはそのような心配はなく、擦れて切れない限りは数年持つとおっしゃる方もいます(それでもブレイクを防ぐために、半年に一回は交換するのがベストです)。

一つ1000円~3000円ほどしますので、耐久性に富むのはお財布にも優しいのです。

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PEラインの太さ・種類

はじめは1.0号を

PEラインは0.8号~1.2号くらいの太さにするのが一般的です。80cm以上のランカーを相手する場合は1.2号、激スレのフィールドでは0.8号…と言った形で調整することがあります。

しかし、初めてであればまずは標準的な1.0号から始めるとよいでしょう。太すぎると飛距離が落ちますし、細すぎるとブレイクの危険があるからです。

プロではフィールドに合わせ1.5号や0.6号を使う例もあります。かくいう私は0.8号をずっと使っています。

4つ編より、8つ編がおすすめ

PEラインは細い糸を編み込んで作っているのですが、編み込む糸の量も違います。4の倍数で4つ編、8つ編、12編とあります。

編み込みが多い方が、より細い糸を組み合わせいるため、毛羽立ちが少なく、飛距離が伸びます。したがって、当サイトでは、4つ編よりは8つ編を推奨しています。

ただ、編数が多くなると高価になります。その辺のバランスを考えると12編までにはする必要はないように思います。

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PEラインの注意点

引張りには強いが、擦れにはめちゃくちゃ弱い

PEラインは縦方向に引っ張る強度はとても強いのですが、細い糸を編み込んでいる関係上、擦れにはめちゃくちゃ弱いです。

例えば糸を岩にこすりつけたとか、スプールに爪を立てたとかすると、すぐに切れてしまいます。手ではなるべく触らないようにし、磯などのごつごつの多いところでは注意しましょう。

また、後述しますが、先端には擦れに強いショックリーダーを直結するのが一般的です。

バックラッシュやほつれに注意

PEラインは他のラインよりも細く作られています。ほつれやすい材質にもなっており、バックラッシュなどに注意が必要です。フェザリング(ベイトリールではサミング)という、キャスト時にリールのスプールに指を軽く載せる動作を行いましょう。

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おすすめのPEライン

釣り具の2大メーカーシマノが作るPEラインピットブル。大変安いですが、編み込みが丁寧できめ細やかな表面は見ていてもわかるくらいです。繊維のキメが均一なので感度もよく、冬場などのシーバスの緩いアタリも見逃しません。

わたしは2年ほどずっとピットブルを使用しています。

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必ず「ショックリーダー」をつける

ルアー釣りの場合、PEラインには必ず糸の先端にショックリーダーを直結させます。

ショックリーダーの役割

PEラインは細くて強度が大きい素晴らしいラインなのですが、擦れに弱いという弱点があります。岩や地面に擦れてしまうとラインブレイクの原因になり、ルアーロストやシーバスをばらしてしまうリスクがあります。

そこで、ラインが魚や障害物に当たる確率が高い先端部にショックリーダーという擦れに強い材質の糸を直結させます。擦れによるラインブレイクから釣り人を守るのがショックリーダーの役割です。

材質はフロロカーボンかナイロン

ショックリーダーのラインはフロロカーボンラインかナイロンを使用します。フロロの方が擦れに強いため、一般的にはフロロカーボンラインを使用します。

ナイロンは弾性に富むので、シーバスをばらしやすい場合に使うことがあります。スピンテールジグや鉄板バイブなど、バレやすいルアーを主に使用する際に有効かもしれません。

▽スピンテールジグ

太さについて

ショックリーダーは4号を基準に考えます。磯など擦れる心配が多い、ビッグベイトという20㎝近い大きなルアーを使って80㎝以上のランカーを狙っているという場合は5号~7号を使用します。

逆に、冬場の水が澄んでいて見切られやすい時などは1.5号の細いラインを使うこともあります。

ラインは細ければ細いほど見切られるリスクが減りますが、ブレイク(切れる)するリスクは上がりますので、バランスが大事。シーバスとのやり取りに自信のない人は必要以上に細くしないほうがよいですが、太すぎると釣れなくなります。

私は夏場は3号~3.5号のリーダーを使用し、冬場は2号のリーダーを使っています。

なお、太さの表記ですが、フロロカーボンラインは「ポンド」で表すことがあります。1号が大体4ポンドなので、4号のショックリーダーが欲しいのに間違えて4ポンドのリーダーを買うと、0.2号程度の細さの糸になり、シーバス釣りには細すぎます。表記には十分ご注意ください。

長さは1ヒロ

ショックリーダーの長さは1ヒロが標準です。1ヒロとは、手を目一杯広げたときの長さ。1.5m前後と呼ばれています。

1ヒロ
1ヒロ

磯のような足場が高い傾向があり、ゴツゴツした岩場の場合は2~3ヒロにすることもあります。

しかし、あまりリーダーを長くすると飛距離に影響してくるため、できるだけ短くするのが鉄則です。

結び方

リーダーは道糸(ライン)と直結します。結び方はFGノットが一般的です。結束が強いうえに、ガイドに引っかかりにくく、安定したキャストと飛距離を出すことができます。

結び方はいろいろあるのですが、一番簡単なのはイケメンプロシーバサーとして有名な高橋大輔さんの以下の動画の結び方だと思います。

とはいえ、最初は難しいのも事実。釣り場で結ぶと時間がかかります。

家で何度か練習し、結ばれた状態のままで釣りに行くのが◎です。

おすすめのフロロライン

ヤマトヨテグスは短くて安いリーダーです。お手頃なのでおすすめしています。安いため性能が心配になりますが、私はこれまでリーダーが切れてブレイクした経験は全くありません。

ラインメーカー大手のシーガーが出している「グランドマックス」はプロも使用している有名リーダーです。とにかく強度が段違いで、リーダーを細くしないと食ってこないような激スレフィールドに着けていくと◎。

私は冬場の活性の落ちている時期はヤマトヨテグスからこちらに転向しています。お高めなお値段ですが、冬場だけであれば1回買えば済みます。それで釣果が違うならお安い物だという判断です。

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まとめ

ラインチョイスは意外と超過に直結します。飛距離や見切られやすさと言ったことのほか、ラインブレイクやバックラッシュのリスクが少なければその分手返しがよくなり釣れる確率が高まるからです。

PEライン1.0号とフロロリーダー3.5号くらいをマストとして、フィールドに合わせて変化をさせるとよいでしょう。