冬から春先の激渋シーバスの釣り方【2024年1月版】

冬春シーバスの釣り方
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冬から春先は気温が低く、シーバスは活性が極端に下がります。この時期は寒くてきつくて釣れない…。

一方で釣果を上げている釣り人もいます。冬はシーバスが釣りにくくなる季節ですが、釣れないわけではないのです。

以下では、初心者向けに、12月など冬から1月、2月、3月など、春先にかけてのシーバス釣りのポイントとおすすめのルアーをご紹介します。

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冬のシーバスのいるポイント

冬はシーバスが釣れにくくなるだけで、釣れなくなるわけではありません

でも、特に深く考えもせず、夏や秋と同じような場所で釣りをしてませんか?
釣れない原因は、冬場のポイントチョイスを考えていないからかもしれません。

そう、冬や春先はポイントチョイスが他シーズンよりは少しシビアになります。それでは、シーバスのいるポイントについて探ってみましょう。

シーバスのいる温かい水域を見極める

当たり前ですが、なんといっても温かい水域に行くことが最も釣果を上げます。
冷たい水域でも釣ることはできますが、温かいほうが群を抜いて釣りやすいです。

例えばこのシーバスは河川にて、3月に温排水の近くで釣れたものです。冬でも70cm近いシーバスだって釣ることができます。

冬の温排水で釣れたシーバス 

「水が温かくなる水域」というと温排水が浮かびますが、それ以外にも具体的には以下の5つのようなエリアが考えられます。

温かい水域ってどこ?
  • デイゲームでの水深3m前後のシャロ―(浅い)エリア
  • 工場・下水処理場などの温排水エリア
  • 南風が吹き付ける日の港湾
  • 河川・河口域
  • 10~15mほどの深場

温かい水=温排水と固定観念があると取れる対策が少なくなってしまいます。また、朝まずめは一般的にはよく釣れますが、冬の場合は水が冷たいため、デイゲームのお昼ごろか、ゆうまず目などが釣りやすくなることもあります。
ぜひ上記を参考に温かい水域を探してみてください。

シーバスの潜む温排水の具体的な場所

温排水はボイラーや煙突のある工場で、排水を流している場所を地図やその場所に赴いて探します。下水処理場近くも有望です。

こうしたところにはベイトが集まるだけでなく、流れのヨレなどもできやすく、シーバスの狩り場になっていることが多いです。

ちなみに、排水がお湯ではなく、20度くらいの「水」だったとしても、周辺の水温より温かければ釣れる可能性の高いエリアといえます。例えば下水処理場の排水は「水」ですが冬の河川の水と比べたら温かいので、れっきとした温排水です。

温排水について気になる点は、有名な温排水エリアには大体先行者がいることです。
さらに、工場のある広いところは大概が立ち入り禁止のことも多く、気軽に入れないことがあります。

実は、温排水エリアを攻めるのは、初心者にとってはあまり現実的ではないかもしれません。

前の日よりも「暖かくなる日」

温排水がだめでもあきらめる必要はありません。

例えば気温自体が低くても、前の日と比べてかなりの差がある気温の上がり方をすれば見込ありです。

例えば、急に南風が入って気温が5度(水温が1~2度)上がるなど。

水温が20度から17度に下がった時より、14度から17度に上がったときの方が、シーバスの活性は高まります。天気は要チェックです。

ベイトがいるかどうかも重要

寒くても、ベイトなどシーバスが捕食する何か、がいれば釣れる確率は高まります。

岸際を見て、アミやイナッコ、ハク、サヨリなどがいないか確かめましょう

温かくてもそうしたベイトが全く見当たらないなら望み薄なのでポイントをすぐに買えたほうが良いです。

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冬のシーバスタックルは小さめ・細めに

冬はタックルやルアーをとにかく小さめ・細めにしましょう。
ルアー操作をしやすくするためです。

ショックリーダーは3号以下

特にショックリーダーは、冬には3号以下をおすすめします。

細いリーダーが良い理由
  • 冬は水の透明度が高く、細い糸じゃないと見切られるから
  • 小さ目のルアーのナチュラルな動きを阻害するから

ベイトに合わせてルアーも5cm前後の小さなものを使うことがあります。太いリーダーやクイックスナップを使っているとそれらがカクカクした動きになってしまい、釣果が下がるのです。

細くなるとブレイクが気になると思いますが、こまめに傷さえチェックしていればラインを切られたことはありません。

クイックスナップも1cm以下

クイックスナップも、なるべく小さいものを選びましょう。理由はリーダーと同じです。普段使っている号数よりも1つ小さくする感覚が良いです。

私は普段0号を使用していますが、冬は00号に取り替えます。00号だと、26gの鉄板バイブなどはスナップが曲がってルアーだけが飛んでいくことがありますが、冬用の軽め・小さ目のルアーなら問題ありません。

ただ、このサイズでなんどもルアーの取り外しをしていると、プライヤーを使わないとうまく取り付けられなくなるんですよね。冬の手がかじかむシーンではキツイ!
手袋など防寒着はお忘れなく。

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冬のデイゲームでのシーバス釣り

ここからは、デイゲーム、ナイトゲーム別に冬のシーバス釣りについて解説します。

ナイトゲームの方が釣れるとよく言われるシーバス釣りも、冬はデイゲームの方が釣りやすいという説もあります。太陽が水面を温めてシーバスの活性をあげてくれるからです。

冬のデイゲームでは河口付近や広い場所がおすすめ

冬のデイゲームでは、流れが緩い、もしくは深いところのある、河川の河口部や沖堤防などの広い場所がおすすめです。

こういったところは、12月ごろはベイトが残っているし、2月終わりや3月ごろには逆にベイトがいち早く入ってきやすい場所だからです。水温も安定しやすくコンスタントにシーバスが潜んでいる可能性があります。

冬のデイゲームではバイブレーションも活用しよう

デイゲームと言えばバイブレーションです。
でも、釣り人の中には冬は活性が低いからバイブレーションは使わない、と言う人が結構います。でもそれはかなりもったいないです。

例えば以下のシーバスは、12月の雨の日、メタルバイブで釣れました。小さなセイゴサイズではありますが、12月の厳寒期での釣果は大変貴重でありがたいですね。

小ぶりなセイゴ

釣果を上げやすいのは、シルエットの小さめのルアーです。

また、活性が低い時期なので、ギリギリブルブルする程度の緩めのリトリーブ(巻き)がおすすめです。そのため、ルアーウェイトも15g以下の軽いものにすると、ゆっくり巻いても根がかりしづらくなります。

バイブレーションの遅巻は少し難しいですが、速度を毎回少しずつ変えながらやってみると、冬場で一番良い巻き速度がわかると思います。

冬のデイゲームシーバスでよく使うルアー

冬の時期デイゲームで使用する頻度の高い「よく使うルアー」を2つ厳選してご紹介します。

シリテンバイブ

ハイアピールのバイブレーションですが、シリテンバイブはアピール力が少し弱め。シリコンで覆われているので水中での音が控えめなんだとか。

イナッコやハクなどが入っている場合、銀粉カラーにすると食いやすいです。

ミドルアッパー(ワーム)

やはりワームは安定的に釣れますね。特にミドルアッパーはかなり柔らかくなっていてリアルな魚に近く、細身のストレートワームな点はナチュラルな泳ぎをしてくれます。VJには出しにくい特徴ですね。

アミやハクを食べているときも使えます。ワームのよい点はナイトゲームでも使える点ですね。おすすめです。

鶴見川シーバス
鶴見川の3月にミドルアッパーで釣れたシーバス
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冬のナイトゲームでのシーバス釣り

冬のナイトゲームでのシーバス釣りは、パターンに合わせてスローな釣りを展開することが多いです。

パターンによるので、一概にこれ!とは言えないのですが、共通しているのは以下の通りです。

  • 流れのヨレ/反転流などの「乱れ」を狙う
  • 橋脚付近や橋の明暗などを狙う
  • ルアーは小さめ/細め
  • ゆっくり巻いてくる

夏場のデイゲームのようにルアーをシーバスに見つけてもらえる確率は非常に下がります。
要はシーバスの「いそうなところ」にダイレクトにルアーを流し込むのがポイントです。

冬のナイトゲームのシーバスでよく使うルアー

冬のルアーは、基本的には小さめ/細めのルアーを使用した方がよいでしょう。

冬によく使うルアー
  • 小さめ/細めのルアー
  • 5~10g程度のジグヘッドワーム

これらは、軽くて小さいものが多いため、ロッドはMLからの柔らかいタイプ、長さも8.6ft以下のものにすると操作がしやすいです。

ちなみに、冬のナイトゲームでもバイブレーションは使えます。ただ鉄板よりは樹脂製・シリコン製などにして、ゆっくり巻いても沈みづらいものにしたほうがよいです。

この時期常にタックルケースに入れている「よく使うルアー」を2つ厳選してご紹介します。

ワンダー

ワンダーはもともとシーズンを選ばず釣れますが、特に冬にはおすすめです。

飛距離が尋常ではなく、レンジも入れやすい(深いところを探りやすい)、けどアピール力は低めなので、遠くの深場で身をひそめる元気のないシーバスを狙いやすいです。

ネックはアピール力が少なく「泳いでいる実感」が手元につたわりにくいため、初心者は使いづらさを感じる点です。柔らかめの感度の良いロッドにして感覚を研ぎ澄ませて、わずかな振動を拾うようにしましょう。

マニック

12月ごろに入ることのあるサヨリパターンに超有効なルアーです。使い方は投げてゆっくり巻いてくるだけ。シンペンですが浮き上がりが早いのでゆっくり巻いても表層あたりを泳ぎますし、早く巻きすぎる泳ぎが破綻しますので要注意。

1月過ぎのバチ抜けのシーズンにも使える、優秀なルアーです。

なお、バチ抜けについて詳しくはこちらをご覧ください。

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まとめ

冬のシーバス釣りについていろいろ書いてきました。

冬に際し、ゆっくり巻く、細い、小さめのルアーにするなど、夏場とは少し違う点はありつつ、「変化を狙う」「その釣り場のパターンに合わせる」という基本的なことは同じです。

むしろ、バイブレーションの例のように「冬だからこれは絶対に違う」と決めつけたり固定観念にとらわれることはかえって冬のシーバス釣りを難しくしてしまうでしょう。

最初から可能性を捨ててしまわずに、いろいろルアーや釣り場で試行錯誤してください。

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