千葉県富津市にある「富津みなと公園」の釣り場情報です。
富津といえば、有名な釣り場に富津新港がありましたが、2020年に釣り禁止になってしまいました。
そんな富津新港のすぐ裏にあるのが富津みなと公園です。富津みなと公園の釣り禁止の場所はないのか?駐車場は?トイレは?
そんな富津みなと公園の現状について、調べてきました。
富津みなと公園の概要
富津みなと公園は、富津市の富津岬のふもとにあります。富津は東京湾に岬が大きく突き出ていて地図を見るとすごく釣れそうなロケーションです。
そのなかで、富津みなと公園は制限なしで釣りができる素晴らしい場所です。しかも、足場は整い、柵もあるのでファミリーでも来やすい場所です。
公園は広く、遊具などもあり、犬の散歩をする人や子供も多くいます。
富津みなと公園の設備
富津みなと公園は、公園として整備されているため、柵がついていて足場も大変良いです。安全性も高いため、ファミリーフィッシングに最適です。
富津みなと公園のトイレ
トイレは公園内に全部で5ヵ所ありますが、釣り場に近いところは3か所です。
和式で電気がないのである程度覚悟が必要ですが、極端に汚れているわけでもなく、ないよりはマシでしょう。
富津みなと公園の水場
富津みなと公園はトイレの横などに水場が整備されています。コマセ付きのバケツを洗うなどは控えたほうが良いですが、ルアーや釣り具の軽い水洗いなどはできるため、かなり便利ですね。
水も飲めるみたいですが、うーん…。自動販売機の設置もないので飲み水は事前に用意するなどご注意ください。
ナイター設備はないので要注意
夜釣りをする方は必ず懐中電灯やヘッドライトを持っていきましょう。富津みなと公園は街灯などがあるのですが、古くなって破壊されています。当然電灯はつきません。
三浦半島や周辺の工場の光などがあるため、真っ暗にはなりませんが、手元の細かい作業は不可能になります。街灯があると油断してヘッドライトなどを忘れないようご注意ください。
富津みなと公園までのアクセス・駐車場
富津みなと公園へのアクセスや駐車場設備についてご紹介します。
アクセスは自動車で行くのみ
富津みなと公園近くには駅や停留所がなく、近くに住んでいる人以外は自動車でアクセスする以外に方法はありません。
富津みなと公園には広い無料駐車場有り!
しかし、富津みなと公園は、第1、第2駐車場を併せて415台停められる広い駐車場が用意されています。料金も無料です。素晴らしいですね。
24時間開放されており、夜になると出ていかなければならないということもありません。ハイシーズンでも止められないリスクは低いのではないでしょうか。
富津みなと公園の注意事項
富津みなと公園は足場もよく、釣りやすい公園ではありますが、いくつか注意事項もあります。命にかかわったり、大きなトラブルになったりする可能性もありますので是非ご確認ください。
富津みなと公園展望台前の堤防は立ち入り禁止!
基本的にどこも出入り自由・釣り自由な富津みなと公園ですが、立入禁止の場所もあります。
それが、東側の富津みなと公園展望台側にある堤防です。北西に飛び出しているものです。
*富津みなと公園展望台は西側にも一つあるので場所を間違えないようご注意ください。
ここは安全対策が施されていないため立入禁止となっています。毎回何人かのマナーを守れない釣り人が立ち入っているようですが、踏み外して落水し、人が亡くなりでもしたら富津みなと公園そのものが立入禁止や釣り禁止になりかねません。絶対にやめましょう。
裏の富津新港は立入禁止になりましたので、他人事ではないです。
柵の一部が破損している
前述の『ナイター設備はないので要注意』で申し上げましたが、富津みなと公園は設備の更新が一部行き届いていないキライがあります。
公園の柵も一部がさび付いて壊れている部分があります(正直、横須賀などでは立ち入り禁止になるレベルです)。
足場もよく柵もあるので基本的には安心ですが、事件もありましたし、念のため、お子様を連れていく方は目を離さないようにしましょう。
浅い砂地のためちょい投げ釣り中心
富津みなと公園はポイントとしてはとてもよいのですが、全体的に遠浅です。水深はMAXで2~3mほどで、それが海図上では約500mほど続いているようです。
そのため、大潮時の干潮時間帯や小潮以下の潮周りの時は最悪釣りにならない可能性があります。できるだけ中潮以上で満潮前後を狙うのがおすすめ。
サビキなどでアジなども釣れますが、どちらかというとちょい投げが有利です。1m以上の水深があればルアー釣りは成立します。
また、画像の通り、手前にテトラポットがあります。巻き上げる際には仕掛けがここに引っかからないように注意が必要です。大きな魚がヒットした時の取り込みにもご注意ください。
ハイシーズンの混雑に注意
富津は人気の釣りスポットです。特に2020年以降は富津新港が釣り禁止になってしまったこともあり、ハイシーズン、富津みなと公園に千葉の釣り人が多く押し寄せる可能性があります。
富津エリアは近くに釣り可能な漁港なども多いので、ハイシーズンはいくつかの釣り場の選択肢を持っておいたほうがよいでしょう。もちろん、その際はマナーを守ったうえでご利用ください。
富津みなと公園の釣りのポイント
最後に、富津みなと公園で釣りをする際のポイントをご紹介します。
ルアー釣り、ちょい投げ釣りが熱い
富津みなと公園の海域は砂地と海藻です。そのため、夏場はキスなど砂に生きる魚がよく釣れます。ちょい投げ釣りがおすすめです。
また、ルアー釣りでもいくつかの釣果が上がっているようです。シーバス、クロダイなどが居ついています。ルアーは浅くても泳いでくれるフローティングミノーや、軽めのジグヘッドを使ったワームなどがおすすめです。
5月前後はアオリイカが寄ってくる
富津岬のあたりは有名なワカメの生産地です。そのワカメに卵を産み付けに、アオリイカが寄ってきます。4~5月のハイシーズンには多くのエギンガーが訪れるようです。
シーズンは短いですが、ゴールデンウィークなどに行く予定のある方はぜひエギングロッドのご用意を。
マナーを守って釣りをお楽しみください
2020年、千葉の釣り人に激震が走りました。それが富津の超有名な釣りスポット『富津新港』の釣り禁止措置です。
それまでマナーの悪い釣り人が多く、漁港関係者を困らせていました。そのため、感染症対策にかこつけて釣り場を禁止してしまったという事情があります。
マナーを守ることは、トラブルを防ぎ、快適に釣りをすることにもつながります。これ以上釣り場を減らすことのないように、ゴミは持ち帰る、キャスト時には毎回周囲を確認し、衝突を防ぐなど、最低限のマナーを守るようにお願いします。