東扇島の沖に位置する全長4kmの巨大沖堤防、川崎新堤(正式名称:東扇島防波堤)に、シーバス釣りに行ったのですが、空いた時間にアジングもしていたのです。デイゲームアジングでは釣果を上げたことのない私でしたが、いろいろ釣ることができました!今回はその時の様子をレポートです!
なお、川崎新堤の詳しい情報や、シーバス釣りのほうは以下の記事をご覧ください。
2020年9月18日の川崎新堤の様子
大荒れで6番しか行けず
いつもの山本釣り船店さんを利用して6時出船。港の入り江から抜けるとものすごい波と風。この日の平均風速は予報だと10m/s、最大瞬間風速は17m/sですから台風一歩手前!
こんな暴風でも出船するようです。揺れましたよ。その代わり、外洋を避けて通る必要性から6番しか行ってくれませんでした。いつもは1番か6番、選べるのですが。
堤防では南西から、東扇島を見て左から右の強烈な風。海流も同じ流れなので、ライトタックルとなるアジングには少し不利な状況です。
実釣開始!
シーバスが釣れずアジング開始
この日の川崎新堤はシーバス釣りのつもりでした。ヒットが多かったのは別記事の通りですが、釣れない時間帯もありました。タイミングを見てアジングの準備をして開始。ちなみにルアー釣りは集中力が大事なので、このように2つの別々の仕掛けを同時に使うことは推奨しません。
(自分を棚に上げて…)二兎追うものは…になりますよ(苦笑)
使用リグ~暴風のため大きな仕掛けで
アジングをデイゲームで行う場合、仕掛けは大きめのジグヘッドを使用し、ダイナミックな釣りをします。この日は特に暴風。1.8gのジグヘッド。使ったのはアジ弾丸。
水は濁りが取れていたのでワームはチャート色ではなく、クリアー色を使用しました。
2.3gなどより重いジグヘッドだと、タックルが耐えられない(ラインブレイクする)可能性があるため1.8gとしました。状況によっては2g以上が良い場合もあります。
ボトムに落としたらでっかいカサゴが!
いつもは着水後カウントを取るのですが、この日の川崎新堤は暴風に煽られて波も高いため、しっかり沈むかどうかがわからない状態でした。そのため、ベイルアームを解放ぎみに、ほぼ1分以上を費やして仕掛けをボトムまで落としました。
これが正解だったか、ボトムからのリフト直後、強い引きとともに、23㎝のカサゴを仕留めることができました。
ダイナミックな釣りでアジを仕留める
これで気をよくした私は本格的にアジングに臨みます。
アジングは、昼間ではワームをワインドさせてリアクションバイトで食わせるダイナミックなやり方が良いということ。しかし、ワインドはタックルが小さい分、激しくやりすぎるとリグが浮いてくるし、おとなしすぎるとやりづらいです何度かやるうちにコツをつかんできました。
ラインを多めに出しておくことでリグの浮きをある程度軽減できますが、最終的には慣れだと思います。
身も蓋もないですが・・・
そんなこんなでワインドさせると、ボトム~中層あたりのレンジでコンっと小さなあたり。そしてビビビ~~!という引き。
15㎝程のアジでした。夏らしい豆アジでした! アジング成立!うれしいですね~。
この調子で何度か釣れました。サビキのおじさんもたくさん釣っていたので、ポイントも地合い的にもジャストだったのだと思います。合計で5匹ほど釣り上げられました。
川崎新堤ならではの思わぬゲストも
この日はボトムをかなり意識していたので、なんと、思わぬゲストも来ていただきました。
マゴチです。刺身が絶品と噂のフラットフィッシュ。私の人生初の釣果でした! サイズは30㎝強といったところ。マゴチにしては小さいのかな?と思い、リリースしましたが、これはうれしかったですね~!
川崎新堤釣果:シーバス、アジ、カサゴ、マゴチの四目達成
四目達成!
結局この日はシーバスルアーで53㎝のシーバス(別記事参照)、アジングでアジ、カサゴ、マゴチの4目を達成です。
別記事の通り天候などを予測し、いくつか状況にマッチしたルアーを準備できていたことやポイント探しが奏功しました。
ポイント探しは念入りに
この日は川崎新堤の6番で降り、しばらく歩いたところでシーバスもアジングも急にアタリが出始めました。沖堤防は通常の陸からよりは釣果が安定していますが、しっかりとした準備と、念入りなポイント調査が重要です。
写真のように広いですから探りがいはあります。オープンウォーターなのでどこも同じように見えますが、海底の構造などは微妙に異なっているため・・・これはどのような釣りでも同じですが、文字通り同一場所に「胡坐」をかかず、丹念にポイント、タナを探り出していくのがコツです。
魚種の豊富さ・大きさも沖堤防ならでは
普通陸から釣るカサゴは10㎝程度のリリース級ばかり。持ち帰れる20㎝以上の個体をいくつも狙えるのが川崎新堤はいいですよね。根魚・フラットフィッシュに限らずアジなどの回遊魚、そしてシーバスなど豊富な魚種をコンスタントに狙えるのも沖堤防の魅力と言えます。
横浜の中心街から船で30分ほどで行けてしまいますので、皆様も準備を整えてぜひ川崎新堤へいかれていかがでしょうか。
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