釣りを楽しむ一方で、キャンプも好きな私(釣りの方が好きなので頻度は低め)。
とはいえ初挑戦の冬キャンプに行ってきました。場所は神奈川県相模原市の『神之川キャンプ・マス釣り場』。老舗のキャンプ場で、管理釣り場でのニジマス釣りを楽しめます。
ニジマス釣りは、本当の本当の初心者でもできる気軽な釣り!子供や普段釣りをしないインドアな人でも気軽に楽しめます!しかも、コツを押さえれば周囲と大きく差をつけられる釣りです。周囲がなかなか釣れない中で、自分だけ7匹も8匹も釣れた!ということも可能です。
素人にも、玄人にも楽しめるニジマス釣りについてキャンプ場の情報とともに、その魅力をお伝えしたいと思いマス。そして、私の本職(笑)のシーバス釣りにも活かせる点がいくつもありましたのでご紹介します。
神之川キャンプ場
道志川という神奈川イチの清流に注ぎ込む、さらに清流「神之川(かんのがわ)」そのほとりにあるのが神之川キャンプ・マス釣り場(神之川キャンプ場)です。都心からも、神奈川県からも1~2時間で大自然に囲まれることができます。
私が子供のころ(20年以上前)からあるキャンプ場で、豊富な商品の揃った売店、お風呂、トイレ、炊事場、ゴミ置き場、バンガロー…初心者がぶつかる壁を突破する様々な設備が何でもそろっているので、初心者キャンパーにおすすめです。
かくいう私たちも、姉夫婦と妻とでクリスマスキャンプに…。
ちなみに11月以降は氷点下になるなど、ガチで寒いので、暖房付きのバンガローを借りるか、それなりの装備が必要です。
我々も冬用の寝袋(姉夫婦は暖房付きバンガロー)と大量の薪を用意していきました。
さて、神之川キャンプ場は「マス釣り場」と称されているように、区画整備された川にニジマスが放流されていて、天然ものだと禁漁期間に当たる12月にも釣りをすることができます(遊漁券の購入が必要)。エサや道具もレンタル&販売されているので、キャンプ主体で釣りを考えていなかった人も気軽に釣りに行くことができます。
しかも定期的に放流をしてくれるし、養殖されているマスはおなかをすかせた状態なので、とても釣りやすいと言われています。釣りビギナーにはピッタリですね。
ニジマス釣りのやり方
最初は姉夫婦の旦那さんの方がやりたいと言っているだけで、私はやる予定はありませんでした。しかし、見ているうちにだんだんとやりたくなってきてしまって、挑戦することに…笑
釣り人の運命(サガ)
ニジマス釣りの用意とやり方は簡単
ニジマス釣りについて、一般的なやり方ですが、まず、キャンプ場の受付で遊漁証を買いましょう。神之川は3500円でした。
タックルは、上の画像でいろいろと書きましたが、マス釣りではロッドはレンタルできるし、仕掛けもエサも1000円以内で売店で買えてしまうので、前日準備は要りません。私は、ロッドだけはもともと持っているものを使用しましたがあとは当日買いました。
一応、事前に用意するなら以下のような仕掛けになります。
やり方は、区画の上流に仕掛けを投入し、区画の最後の方まで流して反応を待つだけ。
リールじゃないので片手でできますし、複雑なロッド操作も不要です。本当に簡単。一人でロッドが持てるなら5歳でもできます。
流す場所にコツがいる
私は釣りを開始してから、まずは上流の流れ込みの部分(画像で言うと①)から攻めます。ここは、上の区画から水が流れ込んでいる場所。上の区画からから落ちてくる虫やベイトフィッシュ(管釣ではいないけど)を狙ってニジマスが集まってきます。
滝のようになっているせいで深さもそれなりにあるため、まず最初に狙うべきところです。
ただ、この日は12月。魚の活性も下がっていたのか、この急流ともいえる流れの激しいポイントでは反応がありませんでした。
暖かい時期は間違いなくねらい目の部分ですよ
そこで、区画の中の中央の、流れが淀んでいるところを集中的に攻めました。写真で言うと②あたりです。何度かウキを流してそこに行くように流れを読むのです。大体狙ったところに来ると、狙い通りウキに反応あり!
ウキが沈み切ってから素早く竿をしゃくって合わせ!そして、その後子気味良い引きを味わった後すぐにランディング。
美しい…。
こだわりは、フッキングがうまくいったこと(後述)と、ランディングする際にすぐに竿を上にあげてしまうのではなく、水面をスライドさせながら寄せたこと。こうすることで浮力で生きているために重力に弱い魚に対し、ダメージを与えずに陸に挙げられます。
姉夫婦が釣って3匹確保しているので、この子はリリースです。触ると火傷をするので、触らず、傷つけないよう静かにフックアウト。
ちなみに、ここ以外にはもう1つポイントがあって、逆に次の区画に流れ込む前の水が一時的にせき止められるエリアも熱いです。写真で言うところの③の部分。
ここは、水圧が強く、削られて深くなる傾向にあるため魚がいやすいのと、流れが溜まるので虫が溜まりやすく、魚も居着くポイントになっています。
この3点が区画分けされた管理釣り場におけるポイントになります!
初めてやる方は是非試してみてね!
一番難しいのは合わせ
この釣りで一番難しいのは合わせではないでしょうか。合わせというのは魚がかかるとロッドをしゃくる(魚とは反対方向に引っ張る)動作のことです。これが初心者だと、まずウキが動いているのが水の動きのせいなのか、ニジマスがつついているからなのかがわかりづらい。
さらに、ポコンと沈んだ瞬間に引いてもフックアウトしてしまうし、逆に遅すぎると針を飲まれて仕掛けがダメになってしまいます。
よく「ウキがツンツン・・・ポコーンと沈んでから」と言われることもありますが、ダイレクトに「ポコーン」と行くこともあります。
共通の特徴は、ウキが深ーくずずず~と沈むこと。そうなったら一拍ほどおいて素早く合わせましょう。素早ければ力はいりません。
区画ごとに1匹、合計9匹釣って終了!
朝活!フッキング楽しい〜! pic.twitter.com/pPgSKQYDhm
— 釣りをするすずき (@fishandugio) December 11, 2021
周囲の少年たちが、全く釣れていない中、私はすべての区画から1~2匹ずつ釣り上げることができました。
小学生相手にマウント取ってどうするの?という感じなので、別のポイントを書くと、フッキングの仕方は満足がいきました。というのも、ニジマスは針を飲み込みやすく、飲み込むと場合によっては魚を殺すか仕掛けをだめにするかしないと取り出せません。
しかし、もうすでに3匹確保している以上、これ以上のニジマスは要らない…となると、上手にフッキングして顎にひっかけて、魚をノーダメージで返したい。ということですが、画像の通り、合わせがかなり上手に決まり、すべて元気に川に戻すことができました。
他の釣り(シーバスとか)にも活かせる
私は本業(笑)はシーバス釣りなのですが、同じ魚である以上、マス釣りも参考になる部分がめちゃくちゃあったんですよね。
まずはエサを流す場所です。同じ流れに見えても、流れが速い場所、ない場所などがあり、深さなども違います。同じリアルなエサがついているのに、流す場所によって食うところと食わないところが明確に違うのがわかります。
だとすれば、シーバスをルアーで狙うときも、例えば同じ明暗であっても、食う境目と食わない境目があるのではないか…?!
明暗で食わなかったとしても、流し方を変えてルアーのトレースコースを変えれば釣れることがあるかもしれません。明暗って一級のポイントだから、そこで食わないと絶望するんですけど(笑)ちょっと希望が見え・・・る、かな? 笑
簡単に釣れるからこそトライ&エラーがしやすい!
上記で書きましたが、ニジマス釣りは超初心者向けの釣りなので、多少釣りの心得がある人なら簡単に釣ることができます。
だからこそ、何度も何度も挑戦ができるのが良い点ではないかと思いました。知識はこういったブログや動画から得ることができますが、できるかどうかという技術面に関してはトライ&エラーの積み重ねをしないと身に付きません。
今回、は姉夫婦の付き合いのつもりで言ったので、大して得るものはないだろうと思っていましたが、自分なりに課題(リリースできるように魚を傷つけない、とか)をもって挑んだら、想像以上に楽しい釣りにすることができました。
今度はスプーンなどのルアーで挑みたいなと思います。春先暖かくなったら挑戦してみます。