釣り場の日焼け対策と、焼けない・痛くならない日焼け止めの選び方

日焼け止めの選び方と日焼け対策を開設する記事のMV

釣り人にとって、夏は日焼けの気になる季節。

日焼け対策といえば日焼け止めですが、種類がたくさんあるからわからないですよね…。しかも、釣りのように強烈な日光に何時間もいる人の日焼け対策は実は日焼け止めだけでは不十分なのです。

この記事では、釣りをする人のための、焼けない・痛くならない日焼け止めの選び方と、効果的な日焼け対策を解説します。

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夏の釣りでの日焼けは「火傷」と同じ

釣り人の多くは日焼け対策をあまりしない人が多いですが、夏の日焼けはとても危険です。

環境省が作成した『紫外線環境保健マニュアル2020』では、紫外線を長時間浴びると、将来的にはシワシミにつながり、人によっては皮膚がんを発症するリスクもあると紹介されています(環境省『紫外線環境保健マニュアル2020』20頁,2020)

特に釣り場では長い時間、太陽に肌がさらされるため、日焼けも重度の火傷に近い状態になることがあります。顕著な症状は痛みです。常にヒリヒリと痛むだけでなく、お風呂や満員電車などで擦れるだけで悲鳴をあげたくなるほどの激痛を伴うこともあります。

腕の裏側。これはめちゃくちゃ痛かったです
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夏の日焼け対策は「隠すもの」と「クリーム」を併用

日焼け対策というと「日焼け止めクリーム」が思い浮かびますが、それだけでは不十分です。

写真はイメージです

ラッシュガードやフェイスガードなど、物理的に紫外線を遮断する服装も併用しましょう(後述)。

というのも、日焼け止めクリームは「太陽に長時間あたるために使用するのではなく、紫外線を浴びることが避けられないときに、防止効果を高めるもの(環境省『紫外線環境保健マニュアル2020』20頁,2020)です。元々長時間使用は想定しておらず、2~3時間に1回は塗り直す必要があります。

ただ、体を覆う服装をしても、紫外線は透過しますので、日焼け止めクリームも塗ってWの効果を狙う方が◎です。

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日焼け止めの選び方・使い方

日焼け止めもたくさん種類があって難しいですよね。

でもここでいう日焼け止め選びのポイントを押さえれば、いつもより効果的に日焼けを防止できるようになります。

日焼け止めは「PA」と「SPF」で選ぶ

日焼け止めの選ぶ基準はPASPFの2種類あります。PAはUV-A、SPFはUV-Bをどれだけ防げるのかの度合いを示しています。

紫外線の種類

肌に影響を及ぼす紫外線はUV-AとUV-Bと2種類あります。
UV-Aは肌を黒くする紫外線ですが、人体により有害なのはUV-Bです。赤くはれさせてヒリヒリさせたり、皮膚がんの原因になったりします。

それぞれPAの強さは「+」表記で、SPFは10ごとの数字(最大50+)で表します。

釣り人はPA+++以上、SPF40以上がおすすめ

上記の表のとおり、長時間炎天下にさらされる釣りをする場合、PA+++SPF40以上の強力な日焼け止めがおすすめです。

ただし、PAもSPFも数値が高くなればその分肌への負担も増えるため、必ず自分の肌に合うかを確かめることや、帰ったらなるべく早く落とすこと、また、持病などがある場合は医師に相談してその指示に従いましょう。

全身をくまなく塗ること

日焼け止めは一般に首の後ろ、鼻の頭、腕の外側など、露出の多い面を良く塗るように言われます。

しかし、釣りの場合とにかく長時間になるため、普段日焼けしないような場所も焼けます。全身を可能な限りくまなく塗ることをおすすめします。

特に腕の内側も塗ること。釣りはリールを巻いているとき、腕の内側が太陽側を向きます。そうすると先ほどの写真のように、腕の内側の比較的デリケートな部分が焼けてしまいますので要注意です。

この時は油断して内側を塗らなかったら大変なことになりました…
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日焼け対策の服装

釣りやアウトドアが初めての人は、「ここまでやるの!?」と思うほどに全身を覆うのが夏の釣りの格好です。例えば管理人と友達とでのある日のふれーゆでの釣行ではこんな格好をしてました。

街中にいたら即職質です(笑)。しかしこのくらいはしておかなければ、夏の強力な紫外線から長時間身体を守ることは困難です。

以下で、重要な点を解説します。

日焼け対策の服装
  • 帽子
  • サングラス
  • フェイスガード
  • ラッシュガード

帽子は後ろも隠せる「ひも付きハット型」で

帽子はあるのとないのとでは、体感する「暑さ」が全く違います。加えて、つばが目の日差しを遮ってくれるため、景色をよく見ることができます。

なお、帽子は「キャップ型」ではなく、ツバがぐるりと一周する「ハット型」をおすすめします。なぜなら首の後ろの日焼けをカバーしてくれるからです。

特にファッションにこだわりがないのなら、ツバがながくて、通気性もよい麦わら帽子(ストローハット)もおすすめ。

また、釣り場は風が強く、帽子が飛ばされる恐れがあるために、ひもがついているものを選ぶのがいいですよ。

サングラスは「偏光タイプ」を選ぶこと

サングラスはファッション用のサングラスや100円ショップなどで売っている安いサングラスではなく、「偏光」のサングラスにしましょう。

偏光サングラス」とは、水面に当たり乱反射する光を一定方向にそろえてくれる特殊フィルムが入ったサングラスのこと。着けると普通のサングラスより「まぶしさ」がかなり軽減されるほか、水中の様子が見やすくなるため、釣果を上げるためにも必要です。

デイゲームであれば紫外線の気にならない冬場などでも大活躍しますので、必ず持っていきましょう。

フェイスガード

フェイスガードは顔の日焼けを防いでくれる優れものです。顔の日焼けを防ぐことで健康に良く、将来のシミ・シワを減らす効果も期待できます。

個人的には翌日会社で「●●さん、焼けたね~」なんて煩わしいやり取りをせずに済むのがありがたい。

ただし、顔を覆ってしまうため酷暑の時には熱中症の恐れがあるのと、帽子の紐を顎下でかけづらくなる、音を遮ってしまって仲間の声が聞こえづらいといったデメリットもあるので適度に使いましょう。

ラッシュガード

ラッシュガード。要はパーカーのようなものを羽織って腕や上半身の日焼けを防止します。
夏場に上着なんて信じられない…と考える人もいますが、日焼けによる弊害が明らかになるにつれ必須アイテムとして認識されるようになっています。

ただし、帽子などと違い、蒸すと熱中症のリスクが上がるため、普通のパーカーなどではなく、専用のラッシュガードやメッシュ素材の風通しの良いものを選びましょう。
今ではユニクロやGUなどがシーズンになると安いものを出していることがありますので要チェックです。

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熱中症対策をわすれずに

熱中症対策は基本的に何かを着込むことになります。したがって、風通しが悪く熱中症リスクが上がります。

気を付けるポイントとしては、まずはなるべくメッシュ生地など風通しのよいものを選ぶこと。スポーツウェアや釣り専用のアイテムから選ぶと間違いはないでしょう。

それから体を冷やす系のものをつけるとより安心です。空調服はとても良いのですが毎年品薄になり手に入りづらいです。より手軽・低額でおすすめしたいのは首巻にする保冷剤である「アイスノン 首もとひんやり氷結ベルト

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