釣り場で嫌な思いをしないためのマナー9選!

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釣りでは、暗黙のルールやマナーがいくつか存在します。悪意がなくても、それを知らずに破ってしまうと、口論になってしまうなど、思わぬトラブルのリスクになります。

大きなトラブルを避けるために、釣りを始める前に知っておきたい「マナー」について簡単に把握しておきましょう。

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なぜ釣り場のマナーが必要なのか?

釣り場のマナー啓発については、多くの方がブログやTwitter、動画などで注意喚起を行っています。どうしてこんなにもマナー啓発がされているのでしょう?

多くの人は釣り場の景観保護等を通じて、釣り場を守るためだといいます。実際、心ない釣り人によるポイ捨てなどにより、釣り禁止や進入禁止になってしまった釣り場が多く存在します。

実際はそれだけではなく、条約の関係もありますが、詳しくは以下の記事をご参照ください。

多くの人がそういう理由で釣りマナーを啓発することはとても大事だと思いますし、私は尊敬しています。ただ、私はまた違った観点から釣りのマナーを皆さんにお伝えしたいと思っています。

そもそも、イチブログや動画などだけでは釣り場のマナー向上にはつながりません。特に首都圏はかなりの人口を擁するために、全員にマナーを守らせるのは不可能です。ですから、私は、釣り場全体のマナー啓発ではなく(もちろんそれに貢献できるのならとてもうれしいですが)、もっと違った観点でマナーをお伝えしたいと思います。

というのは、釣りマナーを守ることは、自分を守ること、釣り場で嫌な思いをしないことにつながるからです。

釣り場では、ベテランには「当たり前だろ」と思うけど、一般の人には知られていないマナーが存在します。それを知らずに釣りをしてしまうと、不要な注意を受け、トラブルの原因になったり、不快な思いをしたりします。お子さんを連れてくる方にとっては、周囲の非難の目が子供に向いてしまうことは困ると思います。せっかく楽しい思いをしに釣りに来たのに、それはとても嫌ですよね。

そこで、ここでは釣り場の「マナー」というよりも「習慣」に近いものを9つ選んでご紹介します。初めての方は是非ここで予習をして、楽しい釣行につなげてください。

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釣り場での「釣りに入る前」のマナー

1)先行者優先

先に陣取っている方がいるのに、後から場所を取ってしまうことはNGです。放置された竿を片付けるのもトラブル防止の観点から止めましょう(竿の放置はマナー違反ですが、先行者マナーとぶつかってトラブルの原因になるのです)。

特に先行者優先のマナーは多くの方が知っているマナーなので、トラブルになることが多いです。

2)入るときには両サイドに声をかける

隣が10m以内の場合は、「こんにちは~。すみませんが、隣入っていいですか?」と両サイドに声をかけましょう。

案外声をかけない人はたくさんいるのですが、ムスっとしてしまう人も多いです。声をかけることでお互い気持ちよく釣りができますし、お祭り(隣と糸が絡んでしまうアクシデント)したときなどもトラブルなく処理できます。

大概OKしてくれますが、断られることもたまにあります。その際は「申し訳ありません」と素直に場所を移動しましょう。

3)狭すぎるところには入らない

隣が1~2mしかない場合はそもそも入り込むことは止めましょう。混雑していたら後ろで待つか、その釣り場での釣りをあきらめることも視野に入れましょう。

ルアーの場合、最低でも15mくらいは横をあけるのがマナーです(混雑している釣り場では逆にルアーを控えるべきです)。

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釣り場での「釣り中」のマナー

4)石を投げない/投げさせない

石を投げると当然ですが魚が散ります。しばらくはその区域に警戒して魚がいても食ってこなくなります。

お子さんは本当に石を海に投げるのが好きですよね。釣り場でよく見る光景ですが、もっともトラブルになりやすいNG行為です。

お子さんの安全のためにも、釣りをしている人がいたら投げない/投げさせないようにしましょう。

5)騒がない・水面を照らさない

海釣りでは渓流釣りほど静かにする必要はありませんが、友人と大声で騒いだりすることは止めましょう。魚が逃げます。たまに声の大きなおじさんがいますが、厳に慎んでいただきたいですね。

夜中、先に竿を出している人がいるなら、水面を照らす行為も控えましょう。それだけで魚は逃げますし、そのことを不快に思う人も一定数いるからです。

6)竿を放置せず、仕掛けや浮きはしっかり見張る

海は意外と流れがあります。泳がせやぶっこみ釣り、浮き釣りをしている方は仕掛けが流れないよう見張りましょう。

竿の放置は、広い場所ならあるていど問題ないと思います。しかし、人の多い場所での放置はマナー違反です。仕掛けが流れて他の人の竿とお祭りする危険があるからです。

後から来た人が気づかずにお祭りさせたり、そのことをよく思わない心ない方が、あなたのラインを切ったりする恐れがあります。注意してください。

7)狭いのに無理なルアーのキャストはしない

あまりに混んでいる釣り場ではルアーはやめましょう。お祭りの危険がある以外に、キャスト時に隣の人にけがをさせる恐れもあります。

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帰るときのマナー

8)ゴミは捨てない

ごみのポイ捨ては、釣り場が釣り禁止になる原因No1です。釣り場が汚れますし、環境にも悪いです。ふれーゆのような散歩コースが釣り場として開放されている場合、散歩中の犬が針を誤飲する恐れもあります。

ゴミ問題は多くの釣り人が訪れる場所ではある程度発生してしまうことですが、一人一人の心がけで少しは変わってきます。

ゴミ捨てはモラルでなくそうとするのではなく、予めアウトドア用のゴミ袋やごみ箱をセットして「捨てやすい」環境を整えることで減らすことができます。

9)汚れたところは掃除をする

帰り際の疲れたときに、しんどいのですが、あともう一歩、頑張りましょう。コマセやエサ、魚をさばいたりして汚れてしまった釣り場はきれいに掃除をして帰りましょう。

水を流すだけでは不十分な時がありますので、100円ショップなどで小さなブラシを購入しておくのがマナーポイントです。

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マナー違反を見ても怒らず、声を荒げない

10個目になってしまいますが、マナー違反を見た方は怒らず、声を荒げないようにしましょう。これが最も大事なことです。
ここで挙げさせていただいたマナーは、あくまでも自分が嫌な思いをしないための「心がけ」です。法律を著しく破っていたり、他人を危険にさらしたりするものでなければすぐさま止める必要もありません。

個人的な印象ですが、釣り場でのトラブルで最も多いのは、マナー違反そのものよりもマナー違反をする人に対する注意にまつわることのような気がします。

マナー違反をする人を見るとイラつきます。私も煮えくり返るときがあります。ですが、せっかく趣味を楽しみに来たんですもの。そんな時でも人は人、自分は自分、この大原則を守って、楽しく釣りができるようにしましょう。

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