神奈川県三浦市は城ヶ島。ここは県内最大級の釣り場でありながら、玄人向け。私は初心者のころよく訪れて、繰り返される坊主の日々…でした。ですが、今回は、な、なんと!シイラ釣れてしまいました! その様子をレポートします。
なお、城ヶ島の詳しい情報とルアー釣りのポイントについてはコチラ。
狙いはヒラスズキ
台風10号の影響で磯は大荒れ
この日の釣行は、数日前の日本列島からみて南東の海上に台風10号があったため、それが起こしたうねりが城ヶ島に到着。波の高さの予報は1m~2mですが、それだけでも磯は4~5mを超える巨大な波が押し寄せる超危険な釣り場に化します。
東映かな。笑 #城ヶ島 pic.twitter.com/I3jMeWMiU6
— すずき(鈴木・鱸) (@fishandugio) September 4, 2020
危険ですので、ライフジャケットやスパイクシューズの装備はお忘れなく…。
装備を整えてヒラスズキを狙いに行く!
ヒラスズキは磯で、サラシが広がっているところに潜んでいます。そのため、広いサラシを見つけ、ストラクチャーの周辺をフローティング系のミノーなどを通すと釣れます。この日は写真のように、全面的にサラシが広がり、狙い放題。風もなく、最高のヒラスズキ日和でした。
今回はキャストエリアの広い城ヶ島灯台のある方、城ヶ島の南西部(地図左下)を中心に磯を歩き倒しました。磯は上ったり下りたりを激しく次の日筋肉痛になるほど険しかったです(苦笑)
シケすぎてどこも入れず…
台風前後のサラシが広がるタイミングがヒラスズキ釣りのポイント、ではあるのですが、シケがあまりにも広い、そしてでかい…! もはや命の危険を感じるレベル。
城ヶ島素晴らしいサラシだしなんならシーバス跳ねたけど、一切近寄れねえw pic.twitter.com/BSs5XgWpLK
— すずき(鈴木・鱸) (@fishandugio) September 4, 2020
比較的凪いでいるタイミングを狙ってルアーを投げますが、いちいち波を確認しながらやらねばならず、精神的負担が大きい…!ポイントを3~4か所替えてみましたがどこも津波のような巨大な波が来ます。疲労も溜まったため断念することにしました。
間欠泉かな・・・
ちなみにガチのヒラスズキ狙いの人は、ウェットスーツを着て泳いで離れ根に渡ったりするそうです。ガチすぎる…。半端な覚悟で挑んだ私が間違いでした(技術と知識のない人はマネしないように!)。
帰り際見つけた凪のポイントで迷う
帰り際、旧京急ホテル前のポイントを発見。あんなに大荒れだったのに、ここは内側のためとっても凪いでいました。釣り人は二人。
ここなら、泳ぎの苦手なベイトフィッシュが入り、それを追ってイナダが入っているかも?
そうは思いましたが、なんせ疲労困憊。無視して帰ろうか迷いましたが、ここなら波も来ないし、磯に座ってゆっくりと釣りができそう。しかも、以前イナダを釣った実績もある場所だったので、最後の力を振り絞ってやることにしました。笑
カマス祭り
使ったルアーはメジャークラフトのジグパラ20g。最近はダイソーのメタルジグも有名ですが、20g~30gのウエイトはなかなか売ってないですし、ジグパラのほうが飛びます。なので、私はジグパラを気に入っています。
釣り方は至極単純。キャストし、底までフォールさせ、あとはワンピッチジャーク。何投かしているうちになんかゴミ…?という感覚。あげてみると…
城ヶ島、ボウズは回避。しかし、深く食い込みすぎいいい! pic.twitter.com/vfFNb549IQ
— すずき(鈴木・鱸) (@fishandugio) September 5, 2020
小さすぎてアタリに気づかず、変な食い込み方をしていました(汗。
ここは以前、イナダ以外にカマスも釣れたことがあります。きっとカマスが居着きやすい場所なんでしょう。その証拠にこの後2匹ほどハイピッチで釣れました。20cm前後の小さな個体でしたが、ひとまずボウズ回避で胸をなでおろします。
1バラシを乗り越えてついに
仕方がないので、少しキャストコースを変えて投げ始めることに。これが功を奏したか、沖のほうでガツン!そして強烈な引き!
思わず「キタっ!」って言っちゃいました。
寄せてくる途中でトビウオのようなものすごい水平ジャンプ!こんなジャンプ初めて見るので、何の魚?シーバスにしては首振らない…と。手前まで寄せると背びれが立派なグリーンの魚。でも正体がわかる前に、取り込みに手間取ってバレてしまいました。
釣れたポイントに同じコースでジグを投げ込むのがセオリー。何投かしていると、今度は着底させるためのフォール中にグググン!!
かなり沖のほうで食ってきたので、寄せるのが大変。右に左に。そして極めつけは大ジャンプ!後で知ったのですが、シイラはトビウオのようなどでかい水平ジャンプをするそうで、これがルアー対象魚として人気のワケだそうです。
一人でかなりてんぱりましたが、なんとか手前に寄せタモ入れ完了…!
こ、、これは、、、、!
— すずき(鈴木・鱸) (@fishandugio) September 5, 2020
じ、城ヶ島のポテンシャル半端ねえw pic.twitter.com/kMRht4TNUh
200イイネ以上がついて…シイラと城ヶ島のSNSにおけるポテンシャルにもびっくりです。笑
今年は海水温が30度を超えているせいか、まさかシイラを仕留めるとは。Wikiには興奮すると全身が「黄色になる」とありあすが、私には黄金に見えました。
海の神様系のヤバイ魚釣っちゃったかと。笑
サイズは47cm!沖の船釣りでは2mになるやつもいるとのことですが、まあオカッパリからでは十分なんじゃないでしょうか笑
まとめ:城ヶ島のポテンシャルにぶち上げ
ツイートもしましたが、城ヶ島はヒラスズキに加え、イナダ・ワカシなどの青モノ、それからシーズンによってはシイラも狙えるとんでもないポテンシャルを持った島だとわかりました。車でアクセスもしやすいので神奈川県民の釣り人なら一度は来てみてほしいです。
ただ、地磯は険しく、先端は危険なため装備はしっかりしましょう。また、シチュエーションを考えて上手にやらないとボウズ、ということもあり得ます(岸壁のほうの釣果もかなりキツイです)。
今回たまたまシイラという大金星でしたが、最初の狙いのヒラスズキは散々でした。波の読みも含め、玄人向けの釣りだなぁと感じました。
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