城ヶ島の釣り場案内|駐車場や釣り禁止、トイレの場所など【2024年9月版】

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神奈川県の三浦半島の先端位置する城ヶ島。車で行けて釣りのできるスペースは県内最大級です。

しかし、広いがゆえにポイントも絞りづらく、釣り禁止の場所もあります。そんな城ヶ島の詳細と釣りをする際のポイントをお伝えします。

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城ヶ島の概要

城ヶ島は三浦半島南の最も端にある島。島とはいえ、城ヶ島大橋でつながれていて、徒歩や車で気軽に行くことができます。観光地としても有名です。

内陸側は落ち着いた岸壁で、ファミリー向けの釣り場です。太平洋側は天然の地磯としてウキフカセ釣りでメジナルアーでヒラスズキや青物がよく釣れます。

首都圏や神奈川県から1時間以内に行け、釣り人の間では大変有名な釣り場です。

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城ヶ島へのアクセスと駐車場

城ヶ島へは、車では三浦縦貫道路を降りて15分ほどで行くことができます。

公共交通機関では京急の終点、三崎口駅からバスで30分ほどですが、本数が少ないので、早朝や遅くまで釣りをすのなら自家用車をおすすめします。

城ヶ島の駐車場は県営6つ+民営1つ

城ヶ島には県営の駐車場が計6つあり、それぞれ駐車できる数は多いです。さらにタイムスの駐車場があります。

城ヶ島マップ(地図)
出典:神奈川県Webサイト『城ヶ島・三崎の魅力紹介』2023/04/08閲覧

城ヶ島の駐車場は島中にありますが、釣り場に近いのは「城ヶ島公園」の駐車場(公園第1駐車場)。もしくは、一本道を道なりに進み、島の最も奥(地図では左(西)側)にある第1駐車場・第2駐車場です。

城ヶ島公園の公園第1駐車場、第2駐車場は営業時間があります。8:00以前には停められないので注意です。

料金は2024年に入り50円値上げして、最大500円です(県営なら島内すべて同一料金)。

なお、民営の駐車場(タイムス)はその島の西側にあり、料金は最大料金で県営より50円~150円ほど高めです。

収容台数はかなりあるので、どこにも停められない事態は起きにくいでしょう。一方島は広いために、釣り場の近くに止められない場合は結構歩く恐れがあります。夏や秋などのハイシーズンの休日などは気を付けましょう。

城ヶ島の県営駐車場では便利なワンデーパスもある

城ヶ島の県営駐車場はワンデーパスというものが存在します。駐車場の最大料金(500円)を支払うと、島内6つの県営駐車場すべて出入り自由になる大変便利なものです。

発行の方法は簡単です。まず、城ヶ島公園駐車場であれば係員の方に声掛けをすればOK。

もし、係員のいない第1~4駐車場であれば、駐車場を出る際、発券機に駐車券を入れた後ワンデーパスのボタンを押し料金を支払うだけ。駐車券を入れた後料金を入れてしまうとワンデーパスの発券ができないのでご注意ください。

ルアー釣りの場合、島の反対側にラン&ガン…ということもあると思いますので、これはうれしいですね。

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城ヶ島のトイレ・水場

城ヶ島は観光地としても整備されているため、各所にトイレがあります。

具体的には県営駐車場と城ヶ島公園内に設置されています。磯の先端からですとかなり歩きますが、車を停めてから釣り前に行く…という事はかなりしやすいです。

足や釣り具を洗えるような水場はありません。また、自販機は島中にありますが、コンビニはありません。ゴミ箱もないため、自販機で買った商品は自分で持って帰る必要があります。間違ってもポイ捨てなどはしないようにしましょう!

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城ヶ島の釣り場

城ヶ島は広いため、①~⑤の5つの釣りエリアに分けてご紹介します。

城ヶ島の地図

上記マップの通り、城ヶ島大橋から降りてすぐに左側の磯は釣り禁止、というよりも一般人の立入自体が禁止されていますのでご注意ください。

①城ヶ島の岸壁サイド

城ヶ島の岸壁サイドは三浦半島に面しているため、非常に安定しています。足場もしっかりして広いため、ファミリーフィッシングに最適

昼間はサビキ釣りでイワシなどの釣果。ルアーを使ったフィッシュイーターの釣果はかなり厳しく、夜か磯に回った方が良いです。

しかし、最近は漁協の方針か、釣りのできるスペースが狭くなっています。狭いため、ほとんど入れない、もしくは船が邪魔で釣りできない場合がほとんどです。

また、岸壁の両サイド側は釣り禁止になり若干狭くなっています。

現場の表示を見て、立ち入り禁止の場所には入らないようにし、船が近づいたら素早く竿を上げるなど、迷惑にならないようご注意ください。

②城ヶ島公園(安房崎)サイド

地図の南西(右下)にある城ヶ島公園から磯におりていきます。駐車場は城ヶ島公園駐車場を利用しましょう。公園内は観光客がたくさん歩いていますのでロッドをぶつけたりしないよう注意してください。

城ヶ島公園から見下ろす安房崎
城ヶ島公園から見下ろす安房崎

城ヶ島公園(安房崎)は荒れることが多いです。装備を整えたうえでのヒラスズキや青物狙いには格好のポイントですが、ファミリーなどでのんびりと釣るには危険です。

城ヶ島公園(安房崎)の釣り場(南側)

城ヶ島の安房崎の磯
降りてきたところの磯

安房崎の南側は、磯から海面まで降りすぎると波をかぶり危険。離れ根が多く、広く見えて意外とポイントは少ないです。釣れそうな地形をしてますが、実際やるにはかなり玄人向けの釣り場。ライフジャケットとスパイクシューズは必須です。

城ヶ島公園(安房崎)の釣り場(東側)

安房崎の東側は南に比べれば落ち着いていることが多いです(季節や天候により異なります)。荒れていないときはエギングやウキフカセ釣りなども楽しめます。

海面までの距離も近いため、上級者でない限りはこちらに来た方が良いでしょう。ただ、スペースは南より狭いため、場所取りの難易度は高いです。

ルアーではシーバスや青物が狙えるため、大き目のフローティング系のミノーやメタルジグ、ワームなどを持っていきましょう。

城ヶ島公園駐車場の営業時間に注意!

城ヶ島公園に付属する公園第1駐車場と公園第2駐車場は営業時間が限られているため注意が必要です。(島の西側の駐車場は24時間営業です)

公園駐車場の営業時間は以下の通りで、時期によって終了時間が異なります。

4月~9月8:00~19:00
10月~3月800~17:00

釣りは朝マズメ・夕マズメという日の出、日没が一番釣れる時間帯です。しかし、その時間帯には公園の駐車場が開いていないため、少し遠くの24時間営業の第1駐車場などに車を停めて歩いていく必要があります。時間と体力配分にはお気を付けください。

③城ヶ島の馬の背洞門~ヒナダン~長津呂

城ヶ島の南~南西にかけての磯です。ここは第1・2駐車場から城ヶ島の商店街を通ることで来ることができます。

馬の背洞門は地図で見ると近そうですが、実は離れ根が多く、磯が途切れていたり、水深が浅かったりと入りづらい・釣りづらいところが多いです。

おすすめはヒナダンと呼ばれる馬の背洞門よりも南西(地図の真ん中、下記画像の左(スマホの場合1枚目))。広くて入りやすい上に、障害物も少ないです。

ヒナダン
長津呂

長津呂(ながとろ:画像2枚目)も写真で見るとよさそうですが、船越英一郎もびっくりの崖になっています。そういうところから竿を出している人もいますが、万が一50オーバーの魚が釣れたらどうします…?

しっかりと安全にランディングできる場所を探すために、ヒナダンをメインポイントに、長津呂や馬の背をランガンしてみる作戦がよいかもしれません。

ちなみにウキフカセ師が最も多いのがこの辺のポイント。40cm近いメジナの釣果などが見られます。

④城ヶ島灯台前(旧京急ホテル前)

城ヶ島の東には城ヶ島灯台があります。波が高いことがあるため要注意。

ただ、駐車場から近くアクセスがしやすいのと、入りやすい磯が広がっているため、挑戦したい方にはオススメ。

波の高さが0.5m以下の場合はここまでならないので安心してください。荒れてサラシが広がる日はシーバスが跳ねています

安定的にウキフカセ釣りができるほか、割と開けているのでカゴ釣りもできそうです(見たことはないですが)。

⑤灘ヶ崎

灘ケ先は、岸壁サイドからすぐの磯。第1駐車場からすぐ近く。そして、内側で比較的凪いでいることのほうが多いため、初心者向きです。ただ、磯は磯。装備はしっかり揃えておくことをおすすめします。

灘ヶ先の向かい側から撮影

内側で凪いでいるため釣果は期待できなそうですが、私はここでカマス、イナダ、そしてシイラの釣果を上げています。島内で最も落ち着いた場所であるため、ベイトフィッシュがよく入るのでしょう。それを追ってフィッシュイーターも入ってくる模様です。

ここはウキフカセでは逆にあまりよいポイントではなく、釣れても小さなベラやハゼが多いです。

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城ヶ島で釣りをする場合の注意点

城ヶ島の天然磯に行く場合はライフジャケットとスパイクシューズが必須です。気軽に行けるため、Tシャツにサンダルといった超ラフな格好で釣りをする人や観光客がたくさんいますが、実はかなり危険です。

いつもかなりヒヤヒヤしてみてます。

磯は海に近づくほど滑りやすくなり、また晴れていても波が高く、飲まれてしまう危険があります。必ず装備は整えましょう。

城ヶ島で着るライフジャケットは非膨張式のものを

ライフジャケットは落水するとセンサーが働きエアバッグのように膨らむ膨張式のものがあります。しかし、城ヶ島では膨張式ではなく、発泡スチロールなどが入れられた非膨張式のライフジャケットを着用しましょう。

膨張式ライフジャケットと非膨張式ライフジャケットの違い

城ヶ島は磯でできているために、落水後、磯にエアバッグが触れると傷ついて破裂する恐れがあるからです。

ライフジャケットについては、もっと詳しい記事を書いてあります。命にかかわることですので、ぜひお時間あるときにお読みください。

城ヶ島の磯ではスパイクシューズ

城ヶ島の磯に行く際は、スパイクシューズを履き、そもそも落水しないようにすることも大事です。

磯はゴツゴツしていますが、砂や藻が表面にある場合があり、たいていそれは目に見えません。険しいため、思わぬところでよろめいて、滑る岩に足をついてそのまま転倒…ということもありますので必ず用意しましょう。

オススメのスパイクシューズはこれ。安かったですが、滑りやすいところでもしっかりグリップが効いていて安心でした。年に数回しか通わないのであればこのくらい安いのでも十分です。

スパイクシューズの裏の様子
スパイクは錆びやすい。釣行後、水で軽く流し、日陰で乾燥させたほうが良い。

加えて、釣行時はできるだけ複数人で行き、万が一があったときに助けを呼んでくれる人がいる方がよいです。

毒魚(アイゴ)に要注意!

城ヶ島はアイゴという毒を盛った魚がよく釣れます。

アイゴとは、ヒレがトゲトゲしている30cm前後まで成長する魚のことです。このヒレに毒が入っていて、触れると激痛が走ります。命に係わるほどではないことが多いですが、痛みはひどく、病院送りになるほどです。

アイゴ(背びれと腹びれどちらにも激痛を伴う猛毒がある)

城ヶ島はバリ島と釣り人の間で密かに揶揄されるほどアイゴがたくさんつれることで有名です。特にメジナなどを狙っているとよくかかるので注意が必要です。

アイゴは環境によって体の色が全く異なります。なので、自分の知らない色だからと言って油断しないようにしましょう。

アイゴは環境により色が様々

見分けるポイントはおちょぼ口背びれと腹びれのトゲ体の斑点です。

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城ヶ島の釣りのポイント

城ヶ島では浮きフカセ釣りとルアー釣りがメインの釣り方です。

城ヶ島で釣れる魚

城ヶ島はとにかく何でも釣れる島です。東京湾で釣れる魚はもちろん、黒潮が近いために離島などで釣れる魚も稀に見ることができます。

城ヶ島に通い詰めている管理人は例えばこんな魚を釣ったことがあります(一部です)

城ヶ島で釣れた魚
メジナ、カワハギ、シイラ、オオモンハタ、カサゴ、イナダ、ヒラスズキなど

主に以下のような魚が狙えます。

ウキフカセで狙えるルアーで狙える
アジヒラスズキ
メジナ(グレ)青物(イナダがメイン)
クロダイ(チヌ)シイラ
カワハギオオモンハタ
アイゴイカ

城ヶ島でのエサ釣りのポイント

磯が広大に広がっている城ヶ島ではウキフカセ釣りでメジナやクロダイを狙っている人が多いです。見通しのない所では遠投するカゴ釣りもできます。磯では波が高く、根掛かりの心配もあるためサビキ釣りは少々厳しいです。

岸壁サイドではサビキ釣りをメインにできます。水がきれいで魚もスレているため、安いサビキ針よりはトリックサビキなど、食いのよいものを使用することをおすすめします。

城ヶ島でのルアーのポイント

ポイントはデイゲームでは磯一択。磯は、遠投ができる遮蔽物のないところで、人が入れるところとなると自ずと場所は限られてきますのでポイント探しが重要です。

岸壁での釣果は見込めませんが、マズメに稀にフィッシュイーターが小魚を追って入ってきてナブラを作っていることがあります。使用ルアーは基本的に他と同じ。メタルバイブやメタルジグ、ワーム等で狙います。

ナイトゲームではシーバスが三浦半島側の凪いでいる岸壁によく回遊してくるそうです。夜の磯は大変危険なためナイトゲームでは岸壁サイドに絞りましょう。

使用ルアーはこちらも基本的には他と同じ。ただこのあたりはカタクチではなくマイワシの回遊もあり、ベイトフィッシュが大きめのため、サイズは15㎝など、大きめのサイズのルアーも見込めます。

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